日本の田舎レースゲーム『JDM: Rise of the Scorpion』今夏無料配信へ。ドライブオープンワールド『JDM: ジャパニーズ・ドリフト・マスター』の導入を描くプロローグ版
デベロッパーのGaming Factoryとパブリッシャーの4Divinity、協力社Beep Japanは4月8日、レースゲーム『JDM: Rise of the Scorpion』を2024年夏に無料配信することを発表した。対応プラットフォームは、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)。本作は、『JDM: ジャパニーズ・ドリフト・マスター』の導入部分が楽しめるプロローグ版であるそうだ。
『JDM: ジャパニーズ・ドリフト・マスター』は、オープンワールドレースゲームだ。開発はポーランドに拠点を置くデベロッパー/パブリッシャーのGaming Factoryが手がけている。本作の舞台となるのは日本で、ハイカマ湖なる架空の湖のほとりの田舎町。プレイヤーは日本のドリフトシーンで名を上げるため、公道をおもな戦場として、愛車を走らせ、カスタマイズし、また公道へと繰り出していくのだ。
そして『JDM: Rise of the Scorpion』は、『JDM: ジャパニーズ・ドリフト・マスター』のプロローグ版だ。本作の主人公は波佐志波斗吏(はさしはとり)、通称「サソリ」と呼ばれる高校生。ハイカマ湖畔の町でレースをし、地域で一番のレーサーになることを目指している。彼は両親から「敗北は許されない失敗」だと教え込まれて傲慢に育ち、レースの際には自分に挑戦する者を下に見ているそうだ。
さらに、サソリ以外にも車好きなガールフレンドの蒼依、よくレースに同行する金持ちの友人あゆみ、ペイントショップで働く佳織、そしてサソリとライバル的な存在である悟といった人物も登場。彼らと共に、サソリの始まりの物語が漫画のようなかたちで描かれていくという。なお、本編にあたる『JDM: ジャパニーズ・ドリフト・マスター』は、ストアページによると日本のドリフトシーンで名を上げたい外国人の物語であるとのこと。おそらくサソリとは別人が主人公となるのだろう。
『JDM: Rise of the Scorpion』では、『JDM: ジャパニーズ・ドリフト・マスター』のデモ版で未公開だったエリアにアクセスできるようになるそうだ。新しく追加されたエリアには曲がりくねった道があるそうで、車の運転技術を磨くのに最適な環境であるとのこと。追加エリアにはドリフトのしがいがありそうな峠道以外に、学校やサソリの家である波佐志家などもあり、彼ら登場人物のことを深く知ることもできるという。ちなみに、新たに公開されたスクリーンショットには、「忍道は我々の本質」なる看板が掲げられた屋敷などがあり、一部怪しい日本語が並んだ町並みは健在であるようだ(関連記事)。
『JDM: Rise of the Scorpion』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに2024年夏配信予定。価格は無料となっている。本編となる『JDM: ジャパニーズ・ドリフト・マスター』もPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに配信予定。 ゲーム内は日本語表示にも対応予定だ。