個人ゲーム開発者のVincent Lade氏は4月3日、『Jawbreaker』を4月23日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)。
『Jawbreaker』はサバイバルホラーFPSだ。舞台となるのは現代社会が崩壊したアメリカ。2028年に経済が崩壊して秩序は失われ、武装勢力らが物資を奪い合う過酷な時代となっていた。本作の主人公はとある小さなギャングの一員である。物資を漁るため警察署を訪れた主人公だったが、そこはFaceless Gangと名乗る残虐なグループのねぐらとなっていた。プレイヤーは敵の手を逃れ警察署からの生還を目指すことになる。
本作はステルス要素と戦闘を組み合わせたゲームプレイになるという。基本的には机の下やロッカーの中など隠れ場所を活用して、敵に見つからないようにする必要があるようだ。各所にはロックのかかった扉などが存在し、鍵やパスコードを探したり仕掛けを解いたりといった謎解き要素も用意されるとのこと。物資やキーアイテムを求めて警察署内を探索していくことになるのだろう。
武器としてはショットガンやピストルといった銃器が用意されるようだ。銃弾は有限で銃声は敵の注目を集めるため、使用には注意が必要とのこと。また本作にはボスが存在し、巨大機械や戦車といった敵ギャングの兵器と戦うシーンなどもある模様。逃げ隠れしたり戦ったりとメリハリのあるゲームプレイが展開されるようだ。
本作の世界では、夜になると真の危険が姿を現すという。トレイラーでは大きな人型のクリーチャーが登場しており、どうやら脅威となるのは人間だけではないようである。またストーリーはマルチエンディングとなっているとのこと。狂気のギャングや怪物に追われる主人公は、仲間のギャングにハメられたのではと疑いをもつことになるそうだ。敵と味方、怪物らが入り乱れるなかで、プレイヤーの判断で物語の結末が変わることになるのだろう。
本作を手がけるVincent Lade氏は香港を拠点に活動しているゲーム開発者だ。過去にホラーゲームを複数制作しており、高校が舞台の『Harthorn』やアメリカ郊外が舞台の『The Swine』といった作品は、本稿執筆時点でそれぞれ100件以上のSteamユーザーレビューを集め「非常に好評」ステータスを獲得している。高評価のホラー作品を複数手がけた同氏より、新たに文明崩壊世界のアメリカを舞台とする本作が打ち出されるかたちだ。
『Jawbreaker』はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに4月23日配信予定だ。