魔法事件推理ゲーム『魔法少女ノ魔女裁判』発表。囚われの魔女候補少女たちが起こす殺人、「魔女裁判」で嘘と矛盾を暴く

Acaciaは4月4日、『魔法少女ノ魔女裁判』を発表した。少女たちが「魔女裁判」によって処刑を繰り返していく、魔法議論ミステリADVである。

合同会社Re,AERのクリエイティブブランド「Acacia」は4月4日、『魔法少女ノ魔女裁判』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年に発売予定。公式サイトや第1弾PVが公開中となっている。


『魔法少女ノ魔女裁判』は、魔女候補の少女たちが「魔女裁判」によって処刑を繰り返していく、魔法議論ミステリADVである。本作の舞台は、絶海の孤島に存在する牢屋敷。メインキャラクターの桜羽エマは、ポジティブで元気な少女だ。高校1年生になるはずの朝、主人公のエマが目を覚ますと、薄暗い檻の中に囚われていた。エマが混乱する中、奇妙なフクロウが登場。エマも含めた少女たちは、世界に害をなす「魔女」の可能性があると告げる。そのため、少女たちは囚人として、牢屋敷で共同生活をおくることになる。

エマは囚人生活を通して魔女候補の少女たちと交流していくが、ある日魔女による殺人事件が発生してしまう。事件に対して、フクロウは魔女裁判の実施を宣告。少女たちは処刑対象を選ぶため、嘘つきの魔女を探すことになる。魔女とはなにか。なぜ牢屋敷で閉じ込められているのか。謎めいた牢屋敷で少女たちの魔女裁判が繰り広げられる。


本作でエマは、魔女候補の少女たちと共に牢屋敷で過ごしていく。公式サイトによると、本作は章立てのADVパートと「魔女裁判」パートによって構成されている。ADVパートでは、少女たちとの交流や、牢屋敷の探索などが描かれる。一方で魔女による殺人が起こると、魔女裁判が開催。手がかりから推理を進めたり、参加者の発言から矛盾を暴いたりなど、情報を駆使して嘘つきの魔女を処刑する。魔女による殺人と魔女裁判を繰り返す中で、牢屋敷の謎も明かされていくのだろう。

また本作には、それぞれ隠し持った魔法とトラウマを抱えた魔女候補たちが登場する。公式サイト上では、正しくないものを容赦しない少女・二階堂ヒロ、魔法で液体操作が可能なストリートアーティストの少女・城ケ崎ノア、自分と推し以外のすべてを憎むストリーマーの少女・沢渡ココなど13人の囚人が紹介されている。本作では、彼女たちの起こす事件と魔女裁判に対峙していくようだ。


本作を手がけているAcaciaは、合同会社Re,AERが4月4日に発足を発表したばかりのクリエイティブブランドだ。公式サイトによると、Re,AERは現役作家中心のシナリオ制作会社であり、多数の作品に携わってきたという。本作『魔法少女ノ魔女裁判』は、同社のプライベートブランドAcaciaの第1弾タイトルとなる。シナリオ/企画はAcaciaが担当。キャラクターデザインはイラストレーターの梅まろ氏、主題歌はSLAVE.V-V-R氏が手がけているそうだ。

魔法少女ノ魔女裁判』は、PC(Steam)向けに2025年発売予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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