「ホロライブ」のマルチ対応アクション『Holo X Break』無料リリースされ高評価&人気獲得。座員を引き連れて戦う「ねぽらぼ」賑やかバトル
カバー株式会社のゲームブランドholo Indieは3月29日、KayAnimateが手がける『Holo X Break』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で価格は無料。日本語表示にも対応している。
『Holo X Break』は、カバー株式会社による女性VTuberグループ「ホロライブ」の二次創作作品となるベルトスクロールアクションゲームだ。本作の世界で、ホロライブのタレントたちは相変わらず楽しい毎日を過ごしていた。しかしある日、社長が突然行方不明になってしまう。時を同じくして「秘密結社holoX」が世界征服を宣言。謎の組織に立ち向かうべく、ホロライブのタレントたちの戦いが幕を開ける。
本作のメインキャラクターとしては、偶然ホロライブ本部にいたホロライブ5期生の「ねぽらぼ」の4人が登場。桃鈴ねねさん、尾丸ポルカさん、雪花ラミィさん、獅白ぼたんさんなどがそれぞれプレイアブルキャラとして戦いを繰り広げる。
ゲームプレイはベルトスクロールスタイルのアクションとして展開。また特徴的な要素として、プレイするたびにランダムに装備品が登場する。状況に合わせて装備を整えつつ攻略を進め、各ステージのボスを撃破するのだ。なお道中では捕らえられた「座員」たちがおり、救出することで味方NPCとしてプレイヤーに同行し、賑やかな共闘が可能となっている。
本作は3月29日に無料で配信開始。リリース直後には最大同時接続プレイヤー数が9607人に達し、直近でも数千人のプレイヤー数を維持するなど人気を博している(SteamDB)。Steamユーザーレビューは本稿執筆時点で約1300件中84%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。プレイアブルキャラごとに能力が異なり、違った戦略をとれる点などが評価を受けている。またホロライブメンバーにちなんだアイテムがさまざま登場したり、マップの背景をホロライブメンバーが通り過ぎたりといった細やかなファン向け要素も評価。無料作品としてしっかりとした遊びごたえやクオリティを備えているとして、好評が寄せられている。
一方、特に終盤のステージでは敵が物量で攻めてきたり、ボスが基本的に攻撃で怯んでくれないいわゆるスーパーアーマー状態を備えていたりといった点をバランス面の課題とする意見も見られる。ただ開発元はさっそく3月30日に小規模アップデートを配信して一部のバランス調整を実施。また投稿時点ではリリースを迎えた直後のため休暇中とのことながら、今後数週間はバグ修正やキャラや敵のさらなる調整を続ける方針を明かしている。課題とされるバランス面もこれからのアップデートで調整されていくかもしれない。
なお本作ではリリース時点でオンラインマルチプレイ機能が用意される予定だったものの、配信当日となる3月29日に実装延期となることが発表。先述のアップデート時には、こちらについても引き続き実装に向けて取り組まれていくことが伝えられている。ちなみに本作はローカルマルチプレイにはすでに対応しており、SteamのRemote Play機能を利用することで疑似的にオンライン協力プレイも可能となっている。
『Holo X Break』はPC(Steam)向けに無料配信中だ。