ネコまみれボードゲーム『キャリコ~陽だまりネコとパッチワーク~』Steamにてネコ好きや原作ファンにウケる。原作再現度やネコカスタマイズ要素などが評価
ポーランドのデベロッパーMonster Couchは3月6日、パズルゲーム『キャリコ~陽だまりネコとパッチワーク~』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示にも対応している。本作はリリース後、Steamユーザーレビューにて「非常に好評」ステータスを得るなど好調を見せている。
『キャリコ~陽だまりネコとパッチワーク~』は、ケビン・ラス氏が手がけたアナログボードゲーム「キャリコ」を原作としたパズルゲームだ。プレイヤーは、いくつかのパターン(柄)をもつパッチワークからキルトを縫い上げる。布の切れ端の色とパターンを組み合わせてデザインを完成させることで得点を獲得できる。
さらに、そこにかわいらしいボタンを縫い付けたり、できあがったキルトに興味を示したネコがやってきたりすることで、さらなる得点を獲得することができる。ネコが喜ぶキルトを作り出して、高得点を獲得するのだ。本作はソロプレイのほか、最大4人プレイをサポート。ほかにはAI対戦や、ストーリーモードも用意されている。
本作は3月6日にリリース。その後ピーク時にはSteam同時接続プレイヤー数223人を集めた(SteamDB)。本稿執筆時点で70件のSteamユーザーレビューが寄せられ、うち90%が好評とする「非常に好評」ステータスを得るなど良い滑り出しを見せている。
レビューを寄せたプレイヤーたちには、原作ボードゲームの内容を上手くデジタルに落とし込んでいる点が評価されているようだ。ストーリーモードにおける難易度調整やストーリーモードの物語を課題とするプレイヤーの声も見られるものの、ゲームの基礎部分の仕上がりや「ネコのカスタマイズ」といった要素は好評を受けている。
本作を手がけるのはポーランドに拠点を置くMonster Couchだ。過去には戦略カードゲームのデジタル版『WINGSPAN (ウイングスパン)』を手がけている。同作は本稿執筆時点でSteamユーザーレビュー約7000件中94%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。本作『キャリコ~陽だまりネコとパッチワーク~』でも、アナログゲームのデジタル化の手腕が活かされたかたちだろう。
『キャリコ~陽だまりネコとパッチワーク~』はPC(Steam)向けに配信中。ゲーム内は日本語表示にも対応している。