極寒都市サバイバル『フロストパンク2(Frostpunk 2)』7月26日発売へ。“人間の本性”が脅威になる、スケールアップした大都市運営ゲーム
11 bit studiosは3月7日、『フロストパンク2(Frostpunk 2)』を日本時間7月26日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Microsoft Store)で、発売日からPC Game Pass向けにも提供予定。Steamストアページによると、日本語表示にも対応予定だ。
『フロストパンク2』は、都市運営サバイバルストラテジーゲーム『Frostpunk』の続編だ。舞台となるのは大雪嵐に見舞われ、凍てついてから30年が経過した世界。プレイヤーは資源不足に悩まされる大都市のリーダーとなり、都市の運営や拡大を目指す。
本作では都市の中に工業や化学など異なる目的をもつ地区を作ることで、新たなスケールの都市を構築できるという。なお大都市では資源が大量に消費されるため、都市内のあらゆる箇所が連携して機能するような設計も重要になるようだ。またテクノロジーの研究によって都市の姿は変化を見せるとのこと。
また都市の未来を脅かすのは“人間の本性”だといい、社会的格差の拡大によって都市内部の混乱も引き起こされるという。本作では、都市の未来に関して相反するビジョンを描く複数の派閥が存在。都市に新たな法律を制定する際には「評議会」で派閥間での討論がおこなわれるそうで、激しい対立が生じることもあるそうだ。こうした争いによって都市が滅びぬように気を配り、人類を導くのだ。
本作を手がけるのはポーランドに拠点を置く11 bit studios。前作『Frostpunk』は2018年4月にリリースされ、2021年4月時点で全世界で300万本を売り上げる大ヒット作となった。Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で約8万4000件中93%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。独特な世界観で展開されるストーリー性や、舞台設定を反映したシビアなバランスなどが評価を受けた。
『フロストパンク2』はその続編として2021年8月に発表。今回、ついにリリース日が決定されたかたちだ。共同ディレクター兼デザイン・ディレクターを務めるJakub Stokalski氏によると、本作ではポストアポカリプスという舞台設定を用いて、危険な人間の野心を描く物語が語られるという。人類に終焉をもたらすのは自然ではなく人間の本性であるという思想に基づいているとのこと。本作でもメッセージをもつストーリー性は持ち味となりそうだ。
なお本作「Deluxe Edition」には発売後にリリースされる3種類のDLCなどが含まれるほか、発売の72時間前からストーリーモードを先行プレイできる。また4月に7日間限定で実施予定のベータアクセスをプレイできるそうだ。ベータアクセスでは、サンドボックスモードの一部を体験可能とのこと。
『フロストパンク2(Frostpunk 2)』は、PC(Steam/Microsoft Store)向けに日本時間7月26日に発売予定。発売日からPC Game Pass向けにも提供予定。