昭和日本サスペンスADV『岩倉アリア』Nintendo Switch向けに発表、6月27日発売へ。女中と令嬢の絆、旧華族の屋敷に隠された秘密
株式会社MAGES.は3月1日、『岩倉アリア』を発表した。対応プラットフォームはNintendo Switchで、2024年6月27日に発売予定。通常価格はパッケージ版が税込4950円、ダウンロード版が税込4400円となっている。発表にあわせて、公式サイトや公式X(旧Twitter)アカウントも公開されている。
『岩倉アリア』は、女中として働く主人公が旧華族の屋敷に住む人々の秘密に迫る、リアルファンタジー・サスペンスADVである。本作の舞台は、高度経済成長期中の1966年日本。主人公の北川壱子は、養護施設出身の16歳の少女だ。彼女は中卒で建設会社に就職したものの1年ほどで退職しており、上手く行かない人生にうんざりしていた。そんな中、北川壱子は旧華族出身の紳士である岩倉周と遭遇。出会いをきっかけに、岩倉邸で女中として働くことになる。メインキャラクターとしては、岩倉周の娘であり、屋敷からほとんど出たことがないという岩倉アリアも登場。北川壱子と他人を寄せつけない岩倉アリアは、秘密を知るほどに近づき、2人に芽生えた絆がプレイヤーの感情を揺さぶるという。2人の少女の生き様と運命が描かれるそうだ。
岩倉邸にまつわる物語は、アドベンチャーゲームとして表現される。ゲームシステムとしては、屋敷の探索パートが存在するという。北川壱子は屋敷探索パートにて、各部屋のキーアイテムを見つけることで、屋敷や登場人物の謎へ迫るようだ。また要素としては本作には9つのエンディングが存在している。各エンディングでは、全く異なる結末が展開。プレイヤーの選択次第で、違う未来が描かれるそうだ。そのほか、本作はフルボイスに対応。ボイスやカットインといった演出を交えつつ、物語が繰り広げられていく。
公式サイト内では、本作の制作陣が明かされている。企画・シナリオは、『B-PROJECT 流星*ファンタジア』などに携わってきた午後ねむる氏が担当。ディレクターは、『プラスティック・メモリーズ』ゲーム版でディレクターを務めていた水野枝里子氏が務めているようだ。コンセプトアートは100年氏、音楽は阿保剛氏、グラフィックは中田ふみ氏が手がけている。
『岩倉アリア』は、Nintendo Switch向けに6月27日発売予定だ。通常価格はパッケージ版が税込4950円、ダウンロード版が税込4400円。限定版は税込7150円となっており、オリジナルサウンドトラックCDやビジュアルカードセットなどが付属する。