オープンワールド・ファンタジーアクション『Fading Skies』“再”発表。約7年前に一度発表したものの、いちから作り直したため発表し直し
デベロッパーのDistant Blueは2月24日、オープンワールド・アクションアドベンチャーゲーム『Fading Skies』を“再”発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。本作は2017年に披露されたものの、その後いちから作り直したそうで、今回あらためての発表となった。
『Fading Skies』は、ファンタジー世界を舞台にするオープンワールド・アクションアドベンチャーゲームだ。主人公の女性Rynは、自らの過去を解き明かそうとしており、その冒険は舞台となる世界の行く末と密接に絡み合っているという。
本作のマップはオープンワールドとなっており、草原や森林地帯、あるいは渓谷や山岳地帯などのエリアがシームレスに繋がっている。プレイヤーは、失われたRynの記憶の痕跡を求めて探索するなかで、失われた文明にまつわる物語に触れ、隠された秘密を解き明かしていく。また、各地に存在する精霊を鎮めると訪れることができる寺院では、冒険に役立つ魔法のような能力を得ることができ、お供に連れている小さなドラゴンがそうした不思議な力に関わっている模様である。
寺院では、さまざまなトラップが配置されたなかを3Dプラットフォームアクションにて攻略。そうしたアクションパートは本作の大きな要素のひとつとなる。また本作にはバトル要素も存在し、剣や弓矢などの武器を駆使してモンスターを倒すことで、魔法能力が強化。より遠くへダッシュしたり、より高く飛んだりできるようになり、探索可能なエリアがさらに広がっていく。
本作の開発元Distant Blueは、Marc Fleps氏とRonja Fleps氏の2人によるインディースタジオ。『Fading Skies』は、2017年7月に開発初期段階のコンセプト映像が公開され、その後開発状況などが伝えられてきたものの、2018年4月を最後に情報発信は途絶えた。そして今回、本作があらためて発表された。
開発元によると、上述したコンセプト映像が好評だったことを受けて、さらに開発が進められたが、実際のところはゲーム全体のほとんどをいちから作り直していたそうだ。また、使用ゲームエンジンはUnreal Engine 4からUnreal Engine 5に移行。今回の再発表までは、想定していたよりも時間がかかったものの、現段階での本作のビジュアルやプレイ感、ストーリー展開には満足しているとのことである。
*2017年公開のコンセプト映像
『Fading Skies』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。なお2024年内には体験版を配信する計画とされている。