マルチ対応・時代選択ストラテジー『Millennia』Steamにて3月27日配信へ。時代をリードし他国に強制、その世界だけの歴史をつむいでいく

Paradox Interactiveは2月23日、『Millennia』を3月27日に配信すると発表した。本作はマルチプレイ対応のターン制ストラテジーゲームだ。

パブリッシャーのParadox Interactiveは2月23日、『Millennia』を3月26日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページによると、日本での配信は時差の関係で3月27日になるようだ。


『Millennia』はマルチプレイ対応のターン制ストラテジーゲームだ。プレイヤーは都市を作り未知の世界を探索、領土を拡大・発展させていき勝利条件の達成を目指す。いわゆる4Xとよばれるタイプのゲームである。本作ではプレイヤーは、古代から未来まで1万年の歴史に渡って自分の国を築いていく。タイルに労働者を配置して資源を集め、ときに戦いながら研究を進めて自らの国を発展させていく。

ゲームではまず開始時に実在の国家たちから自分の国を選び、ランダム生成されたマップでプレイすることになる。本作では国家ごとの違いは比較的小さなボーナスに留まっており、それほど大きな差がない。国家の個性は、プレイヤー自身がプレイを通じて育んでいくことになるという。プレイヤーはゲームの進行に合わせて、National Spiritsと称される国家へのボーナスを選んで取得。軍事や外交など、プレイスタイルに合わせて国家を強化していくことになる。National Spiritsは取得可能な数が限られており、ほかの国家が取っていないものをアンロックすればボーナスが増えるという。個性豊かな文明の発展を促すシステムになっているようだ。

 


また本作では技術開発の進行など、一定の条件を満たすと時代が進行し新たなテクノロジーなどが解禁される。原始時代から始まる文明が、時代の進行とともに発展していくのだ。時代は10段階に設定されており、Historical/Variant/Crisis/Victoryの4種類の時代が存在。Historicalでは青銅器時代やルネッサンス時代など史実に沿った時代となり、Variantでは錬金術や蒸気機関が異常に発達した世界など、ファンタジー要素が含まれる架空の時代が展開される。Crisisでは疫病の時代や血の時代など大きなデバフが加えられる悲惨な時代が描かれ、そしてVictoryでは一定の条件を満たすと、ゲームに勝利することができる。

時代は、最初に新たな段階に突入するプレイヤーが選択することができ、ほかのプレイヤーは強制的に後を追うことになるという。そのため、あえてCrisisを選んで他国にプレッシャーを与えたり、Victoryを選んでゲームの早期終了を狙ったりといった戦略が成り立つようだ。先行するプレイヤーが有利となるため、積極的に技術を開発し、時代をリードする文明を目指すことになるだろう。


本作を手がけるのは、アメリカに拠点を置くC Prompt Games。『Age of Empires』シリーズなどの開発に携わったメンバーが在籍しているスタジオだ。2019年ごろより本作を開発しているという。同スタジオはシステムをゲームデザインの中心とした、深みがあって何度も繰り返し遊べるようなゲームを愛しているといい、プレイヤーにはゲームプレイを通じて自分だけの物語を作っていってほしいと思っているとのことだ。

『Millennia』はPC(Steam)向けに3月27日配信予定だ。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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