怪談ホラー『アパシー小学校であった怖い話 月曜日』Steam版発表、3月配信へ。「不思議が七つどころじゃない」学校で語られる怖い話
国内の創作同人サークル七転び八転がりは2月21日、『アパシー小学校であった怖い話 月曜日』のSteamストアページを公開した。ストアページ上の表記によると、本作Steam版は2024年3月リリース予定となっている。
『アパシー小学校であった怖い話 月曜日』は、小学生として学園にまつわる怪異譚を聞くうちに巨大な怪異に飲まれていく、ノベルゲーム作品だ。本作の舞台は、七つでは数えられないほどたくさんの不思議があるという学校・鳴神学園。鳴神学園初等部六年六組は、選ばれた者たちが集うという特殊なクラスだ。本作でプレイヤーは、そんな六年六組へやってきた転校生の視点から、クラスメイトの語る怪談を聞くことになる。そして六年六組は、巨大な怪異に飲み込まれていくという。
転校生の主人公は、7人の個性的なクラスメイトから怖い話を聞いていく。本作は1本道のノベルゲーム形式となっている。立ち絵やCGによる演出と共に、テキストを読むことでゲームを進めていくのだ。クラスメイトたちの語る怪談は、それぞれ独立したストーリーとなっており、プレイ時間は1話1時間程度。小学生でも運転できる夢の車「全自動安全運転システム」、地獄のマラソン大会へ紛れ込む「死を呼ぶゼッケン」、七不思議をすると不思議な死を遂げるという「学園七不思議」など、新たな語り部やシリーズ登場人物の子供たちによる怖い話が繰り広げられる。
本作を手がけている七転び八転がりは、飯島多紀哉氏によるサークルだ。同氏は、『学校であった怖い話』や『四八(仮)』などに携わってきた国内のクリエイターである。同サークルでは『アパシー学校であった怖い話1995特別編』『アパシー学校であった怖い話 極』など、1995年発売のスーパーファミコン向け作品『学校であった怖い話』に端を発する作品を多数リリース。本作も、『学校であった怖い話』の関連作となる。
また本作は、小学館から刊行された小説「学校であった怖い話」シリーズのビジュアルノベル化作品となっている。ゲームとしては、PC向けに2018年に発売。今回のSteam版では、新たにSteamからも本作が購入できるようになるわけだ。なお公式サイトなどでは、収録作のうち「隠された人形」が読める体験版が公開中となっている。
『アパシー小学校であった怖い話 月曜日』Steam版は、2024年3月に配信予定。PC(BOOTH)向けには税込1000円で配信中となっている。また飯島多紀哉氏の作品としては、『アパシー殺人クラブ』が2024年に発売予定とされている。