『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』PS5版の入力遅延解消へ。2月20日のアプデでPS4版と同等に低減、3月にはバランス調整実施
Cygamesは2月19日、『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-(以下、GBVSR)』の最新情報を公開した。公式サイト上で公開された記事によると、本作1回目のバトルバランス調整はVer1.30にて実施予定。またPS5版における入力遅延は、2月20日配信予定のVer1.21にて改善されるようだ。
『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』は、2020年に発売された対戦格闘ゲーム『グランブルーファンタジー ヴァーサス』のシリーズ新作である。本作ではCygamesの『グランブルーファンタジー』を原作に、同作より29名のキャラクターが登場。簡単に必殺技が繰り出せる仕組みや美麗な3Dグラフィックと共に、バトルが展開されている。本作ではダッシュ攻撃やレイジングストライクといった新アクションが登場し、前作よりもバトルスピードがアップしている。またシステム面では、PS/Steam間でのクロスプラットフォーム対戦に対応。オンライン対戦にはロールバックネットコードが採用されたことで、より安定したオンライン対戦が可能となっている。なお本作Steam版においては、記事執筆時点で2519件中81%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。
そんな本作において2月19日、クリエイティブディレクターの福原哲也氏による告知が公開された。公式サイトによると、本作1回目のバトルバランス調整はVer1.30で実施予定であるそうだ。本作は2023年12月14日に配信開始された。その後1月16日には、追加キャラクター「ルシファー」の参戦を含むVer1.1が配信。不具合修正を中心に多少の調整は施されていたが、発売後大きなバトルバランスの調整はおこなわれていない。
公式サイト内に公開された告知によると、本作ではバトル関連の不具合対応に追われている部分が大きく、バランス調整の時期が想定よりも遅くなってしまっているそうだ。本作では2023年7月のベータテスト後、バトルシステムが大きく変更された。その際の大幅な改修の影響もあり、バランス調整の時期が遅れているとのことだ。1回目のバトルバランス調整を含むVer1.30は、3月24日実施予定の「ARC WORLD TOUR 2023」ファイナル終了後のタイミングを予定しているという。
なおバトル調整の内容については、発売後から各種データや意見をみつつ検討を続けているという。具体的には、いわゆる「全キャラクター調整」などの大規模なアップデートではなく、「少し足りないのではないか」と思われるキャラクターが活躍しやすくなる調整が予定されているそうだ。活躍しづらいキャラクターの底上げに期待したい。
また福原哲也氏による告知では、PlayStation 5版における入力遅延問題についても発表があった。PlayStation 5版における入力遅延は、2月20日配信予定のVer1.21にてPlayStation 4版と同等に低減されるという。公式サイトによると本作では「PS5版が、PS4版と比較して入力遅延の度合いが大きいのではないか」という問い合わせが多数届いていたのだという。問い合わせ以外でも、発売後X(旧Twitter)上などでは、本作PS5版の入力遅延に関する声が挙がっていた。発表によると、入力遅延の原因特定と対応は2023年末に完了していたという。しかし、1月16日配信のVer1.11に間に合わせるには十分なQA期間が設けられず。急ぎ足で実施した結果、実は解消されていない場合や、新たな不具合が生まれてしまう状況を避けるため、Ver1.21での対応となったそうだ。
『グランブルーファンタジーヴァーサス –ライジング-』は、PlayStation 4/PlayStation 5/PC(Steam)向けに配信中だ。また新キャラクター「2B」の参戦を含むVer1.21は2月20日配信予定となっている。