“圧倒的に好評”国産長編ARPG『ASTLIBRA Revision』の外伝がDLCで登場、2月13日配信へ。パン屋の娘がランダム生成ダンジョンに挑むローグライク
パブリッシャーのWhisperGamesは2月9日、『ASTLIBRA Revision』のDLC「ASTLIBRA Revision 外伝 ~幻霧の洞窟~」を2月13日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本編とは異なる主人公の視点から、ランダム生成ダンジョンでの戦いが繰り広げられる。
『ASTLIBRA Revision』は、時と運命に翻弄される青年の戦いを描く、長編2DアクションRPG。KEIZO氏が2021年に公開したフリーゲーム『ASTLIBRA ~生きた証~』をベースとした完全版となっている。同作の主人公は、村が魔物に襲われた際に、幼馴染の少女と生き別れた青年だ。紆余曲折の末、リスパダール城下町のギルドへ所属した青年は、幼馴染の少女の消息を追って依頼をこなすうちに大きな戦いへと巻き込まれていく。相棒のカロンと共に時と運命に立ち向かう、主人公の物語が描かれる。
同作はアクションRPGとなっている。武器を使った通常攻撃や防御、ジャンプなどアクションを駆使して冒険を繰り広げるのだ。特徴的な点としては、本作ではシステム「KARON」によって主人公の能力をカスタマイズできる。「エアライド」によって2段ジャンプを可能としたり、「ベルセルク」によって攻撃力を3倍にする代わりに被弾で即死したり、「魔眼」によって敵の残りHPを表示したりなど、リソースの範囲内でスキルの着脱が可能。状況やプレイスタイルにあわせて主人公をカスタマイズし、戦いを展開していく。KARONには装備の熟練度が関わるほか、多彩な成長要素が搭載されている点も特徴だろう。同作はSteamでは2022年10月にリリース。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で2万147件中95%の好評を得てステータス「圧倒的に好評」を獲得している。
同作のDLC「ASTLIBRA Revision 外伝 ~幻霧の洞窟~」では本編とは異なり、リスパダール城下町のパン屋の娘が、ランダム生成されるダンジョンへ挑戦する。主人公のパン屋の娘は、店の前の掃除を日課としてこなしながら、英雄たちが集うギルドの仕事を羨望の目で見つめていた。そんなある日、ギルドに所属する英雄たちが行方不明になってしまう。パン屋の娘は病気の妹を救うため、英雄たちの痕跡を追ってダンジョンに挑戦することになる。
パン屋の娘の戦いは本編とは異なり、ランダム生成ダンジョンへ挑む形式となっている。基本的な仕組みは本編と同じであるものの、ダンジョンへ挑戦する度にレベルがリセットされてしまう。本作では、成長要素によって主人公を強化しながら進むダンジョン攻略が展開される。ストアページによると、ローグライク形式のゲームプレイが待ち受けているようだ。システムとしては、着せ替え要素なども用意されている。
「ASTLIBRA Revision 外伝 ~幻霧の洞窟~」は、KEIZO氏が2015年に公開したフリーゲーム『ASTLIBRA mini外伝 ~幻霧の洞窟~』の内容がベースとなっている。Steamのストアページによると、本作では新しいストーリーやアイテム、強敵などが待ち受けているという。KEIZO氏のX(旧Twitter)アカウントによれば、フリー版で魔法は24種類だったが、今作では60種類に増加。システムと報酬周りは別物になっており、オリジナル版当時あまり調整できなかった部分にテコ入れが実施されているという。『ASTLIBRA mini外伝 ~幻霧の洞窟~』をベースとしつつも、ゲームシステムへかなり手を加えた内容になっているようだ。
また本編同様、グラフィッカーのシガタケ氏がキービジュアルおよびゲーム内のキャラクターグラフィック担当。フリーゲーム版の内容から、同氏によって刷新されたグラフィックも特徴の一つだろう。公称プレイ時間は、20時間ほどとされている。なお本DLCは、Nintendo Switch向けにもリリース予定である。
『ASTLIBRA Revision』のDLC「ASTLIBRA Revision 外伝 ~幻霧の洞窟~」は、PC(Steam)向けに2月13日発売予定だ。