パブリッシャーParadox InteractiveのレーベルであるParadox Arcは2月2日、『Darfall』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。2024年に早期アクセス配信としてリリース予定だ。
『Darfall』はRPGと街づくりが融合した防衛ゲームだ。舞台となるのは、アンデッドがはびこるファンタジー世界Aganor。プレイヤーは自分のキャラクターを育てつつ街を発展させ、夜ごと襲い来るアンデッドの大群から街を守ることになる。
ゲームプレイではまず自分のヒーローを作り、操作することになるようだ。昼間の世界は比較的安全であり、辺りを自由に探索することができる。銀鉱山で採掘をしたり、オークのキャンプを襲撃して宝を奪ったりできるという。またアンデッドが現れるポータルを見つけ、破壊していくのも重要になるとのこと。探索で得た資源は街づくりに使用したり、アイテムのクラフトに利用したりできるという。
ヒーローにはさまざまなスキルや呪文が用意され、アンロックしていくことで強化が可能。範囲内の敵を焼き払うものや味方を回復させるものなど、個性豊かなアビリティが用意されるという。また装備品にはepicやlegendaryなどレアリティが存在し、スタッツがランダムで変化する。敵がドロップするものを集め、理想の装備を探すことになるようだ。
また本作ではそうしたヒーローの育成と並行して、街づくりもやっていくことになる。街づくりでは食料など資源を集めつつ防衛を強化して、夜に備えることになるようである。城壁を築き、要所にはスパイクなど罠を設置。軍事ユニットを訓練して、敵の襲来に立ち向かう。初めはヒーローの助けがなければ生き残れない人々も、やがて自力で街を守れるようになるという。そうすればヒーローはより遠くに進み、脅威の根源を断つことができるとのこと。安全な昼と危険な夜を繰り返しながら徐々に行動範囲を広げ、アンデッドを滅ぼしていくことになるのだろう。
本作を手がけるSquareNiteはスロバキアに拠点を置くインディースタジオだ。Lukáš Tomondy氏とMartin Krajč氏を中心に、少人数でゲーム開発をおこなっている。Tomondy氏とKrajč氏は本作のアイデアを形にすることを長年夢見ており、夢を実現するため仕事を辞めてスタジオを立ち上げたという。両氏にとって本作の制作は単なるプロジェクトではなく、パッションであるとのこと。本作は両氏が熱意をもって打ち出しているようである。
なお本作の早期アクセス配信期間は1年ほどを予定しているが、プレイヤーからのフィードバックによっては変更される可能性もあるという。早期アクセス開始時点で多くの要素が提供される予定だが、一部未実装の要素も存在する見込み。正式リリースでは新たなバイオームやヒーロー、アイテムなどが用意される予定とのこと。また正式リリース時に販売価格を上昇させる予定もあるという。
『Darfall』はPC(Steam)向けに、2024年に早期アクセス配信予定だ。