リアル農業ゲーム『Farming Simulator 22』売上600万本突破。オンラインマルチプレイは「シリーズ最高」の賑わい
GIANTS Softwareは1月30日、『Farming Simulator 22』の売上が600万本を突破したことを発表した。本作の対応プラットフォームは、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S。
『Farming Simulator 22』は、農作業を体験するシミュレーターだ。プレイヤーは農業従事者として、農場を建設し、農作業に勤しむ。畑を耕し、種を撒き、水をやり、農作物を収穫するのだ。農作業を楽にするための農業機械も存在。Case IH、CLAAS、Fendt、John Deere、Masse Ferguson、New Holland、Valtraなどのブランドから400台以上の車両やツールが使用可能だ。また本作はクロスプラットフォームマルチプレイを含めたオンラインマルチプレイに対応しており、友人たちとも農作業を楽しむことができる。
このたび本作開発元のGIANTS Softwareより、本作の売上が600万本を突破したことが発表された。また開発元によると、本作ではサーバーのアクティビティが『Farming Simulator』シリーズの中で過去最高を記録したとのこと。活況に際して10万以上のマルチプレイ専用サーバーが運用されており、オンラインマルチのプレイ人数が増え続けていることも明かされている。開発元は大台達成の要因として、そうしたマルチプレイの賑わいのほか、充実したModも関連していると考えているそうだ。
公式に用意されたModHubには5600以上のModが存在し、Mod数は前作を上回っているという。ModHub上のModは開発元よりテストを受けているそうで、ModHubにはゲーム内から直接アクセスすることもできる。導入の手軽さもModコミュニティの活況に繋がっているのだろう。本作におけるModの総ダウンロード数は14億を記録したといい、ユーザー生成コンテンツの面からも本作の賑わいぶりをうかがうことができる。
本作は2021年11月に発売され、リリース直後にはSteam同時接続プレイヤー数が一時10万ほどを記録。また発売から数年経過する現時点でも多数のプレイヤー数を維持しており、ピーク時には連日4万人ほどのSteam同時接続プレイヤー数を記録している(SteamDB)。Modによる拡張性や継続的なサポート、安定したマルチプレイ環境などにより、多くのプレイヤー数を維持しつつ売上を伸ばしてきたのだろう。
ちなみに開発元は2019年に『Farming Simulator』シリーズのプロリーグ「Farming Simulator League」を発足。以来eスポーツ向けにも開発がおこなわれ、昨年6月には本作に向けプロリーグの競技をプレイできるアップデートが配信された(関連記事)。こうした取り組みも、ユーザーたちを長く惹きつけている要因といえそうだ。
『Farming Simulator 22』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中だ。