非常階段下りホラー『暗示』発表。退勤後の真っ暗な非常階段を、何かと出会いそうな気分になりつつ下りていく
デベロッパーのぶんぶくずは1月14日、ホラーウォーキングシムの『暗示』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
『暗示』は一人称視点でプレイするウォーキングシミュレーションだ。プレイヤーは残業後に帰宅しようとする会社員となって、明かりのついていない非常階段を下りていくこととなる。
トレイラーでは懐中電灯のような明かりで前方を照らしつつ進むゲームプレイが公開されている。階段を下りていく途中、ふと上方を見上げると、赤い服を着た人間のような存在が一瞬目に入る。無事帰宅するまでにどういった現象や存在と遭遇するのか、恐れながら進んでいくことになりそうだ。
ゲーム内画面は16:18のレイアウトとなっており、16:9の画面でプレイする際には横に黒帯が出現するようになっており、スマートフォンのようなレイアウトでゲームが繰り広げられる。また本作はUnreal Engine 5を用いて制作され、視野角や被写界深度などを活用して、できる限り人間の目で見た時のような視覚効果で表現されているという。まるで実際に自分が非常階段を下りているかのような体験ができるかもしれない。
本作はフリーゲームプラットフォームのふりーむ!によって企画されている「スーパーゲ制デー」にあわせて制作されたゲームだ。スーパーゲ制デーは毎月第二土曜日にゲームの制作進捗の報告などをおこなう企画として、X上で用いられているハッシュタグだ。そこではさまざまなクリエイターによってゲームの発表がされることもあり、本作もそのうちのひとつだ。
また本作を手がけるぶんぶくずは、おかゆ氏とゆなち氏の2名によるゲーム制作グループだ。過去作には花火を咥えた犬によるツインスティックシューター『犬火薬 – inukayaku』がふりーむ!およびitch.ioにて無料にて配信されている。
ちなみに同グループが公式YouTubeチャンネルに投稿している動画によると、メインで作っていきたいゲームジャンルとしてアクションやシューター、ホラーを挙げている。本作はぶんぶくずの作りたいジャンルとして、ホラー要素のあるウォーキングシムが選ばれたかたちだろう。
『暗示』はPC(Steam)向けにリリース予定だ。