弾幕妖魔撃退コンボ3Dアクションゲーム『炎姫』リリース延期。完成度を高めるため

PLAYISMは12月25日、3Dアクションゲーム『炎姫』のリリース延期を発表した。2023年のリリースが予定されていたものの、より完成度をあげて楽しい体験を届けられるよう、努力していくという。

弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMおよび台湾の開発チームCrimsonDuskは12月25日、『炎姫』のリリース延期を発表した。本作は2022年1月時点で、2023年のリリースが予定されていた。発表によると、期待に応えるには予定以上の時間と労力が必要なため、リリース延期が決断されたようだ。より完成度をあげて楽しい体験を届けられるよう、努力していくという。

2022年1月公開のトレーラー


『炎姫』は、アニメ調のグラフィックで妖魔少女たちとの戦いを描く、3Dアクションゲームである。本作の舞台は、人間と妖魔が共存する世界だ。同世界では、死の間際に強い感情や未練を残した魂が上位妖魔へと変化。上位妖魔は世界の理を侵す妖力をもっており、周囲の環境も汚染する。また妖力に汚染された生物は、本能だけで動く下等な魔物へと変わるという。ある時、そんな世界が5人の強大な妖魔少女の脅威に直面していた。大神官は事態を受け、最強の妖魔払いである炎姫と、世界を浄化してすべての悪を終わらせる使命を帯びた使者アンを派遣。さまざまな感情をもった妖魔少女たちとの戦いが描かれていく。

 


プレイヤーは炎姫と共に、妖魔少女たちと戦いを繰り広げる。本作は3Dアクションゲームとなっている。動画などを見る限りでは、プレイヤーはジャンプやステップといったアクションを駆使して敵の攻撃を回避。刀の斬撃などの攻撃によって、妖魔を撃破していくようだ。

Steamのストアページによると、爽快で緊迫感のあるコンボアクションが展開。美麗な3D弾幕攻撃も待ち受けているようだ。またシステム面では、妖魔少女を倒すと、武装が拡張される。妖魔少女たちを撃退していく過程では、炎姫や妖魔少女の物語も描かれるようだ。そのほか、アニメ調のグラフィックで描かれていることも本作の特徴だろう。


本作は、2020年5月に設立された台湾のインディーゲーム開発チームCrimsonDuskが手がけている。本作は、同チームの代表であるSam氏が学生時代に個人開発した『炎姫』プロトタイプがベースとなっている。同プロトタイプが2018年のコンテストで好評だったため、チームが設立されたそうだ。その後、本作では2022年1月にPLAYISMによるパブリッシングが発表。発表時点では2023年のリリースが予定されていた。

しかし今回本作のリリース延期が発表された。開発チームからのメッセージによると、同チームは慎重な検討と調査の結果、期待に応えるためには予定以上の時間と労力が必要だと考え、リリース延期を決定したそうだ。コンテンツとクオリティを追求するための決断であり、より完成度を上げて楽しい体験を届けられるように、努力していくという。よりクオリティの高い状態でのリリースに期待したい。

『炎姫』は、PC(Steam)向けにリリース予定だ。また本作の最新情報については、SNSなどで公開されていくそうだ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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