イライラ岩登りアクション『A Difficult Game About Climbing』発表。永遠の苦しみを楽しめる、“壺おじ”リスペクトな両手登りゲーム

デベロッパーのPontypantsは12月24日、『A Difficult Game About Climbing』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ストアページによれば2024年2月に配信予定だ。

デベロッパーのPontypantsは12月24日、『A Difficult Game About Climbing』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ストアページによれば2024年2月に配信予定だ。

『A Difficult Game About Climbing』は、クライミングアクションゲームだ。本作の主人公は、腰布一枚を身に着けたほぼ全裸の男。男は両手を駆使して、岩山を掴んでひたすら高みを目指していく。なぜか足は使えない。男が登っていく先には、掴むとすべる岩など危険な箇所が満載。プレイヤーはそういった危険を巧みに避ける必要がある。さもなければ滑落し、妙に摩擦の少ない体をもった主人公は、ウナギの如くヌルヌルとスタート地点の海に落ちていくことになる。

本作はマウス操作のみをサポートしており、左右のクリックがそれぞれ左手・右手の操作に対応している形式。また、本作の障害物はすべて手作業で意図をもって設計されているとのこと。暴力や怪我・死亡などの要素は含まれない一方で、一瞬ですべてが台無しになるリスクが常にある。そのほか、ゲーム内要素としては「永遠の苦しみ」が盛り込まれているそうだ。こうした一連のゲーム内容は、“壺おじ”こと『Getting Over It with Bennett Foddy』を彷彿とさせる。実際、本作はFoddy氏の作品にインスパイアされて開発されたとのこと。


本作を手がけるのは、個人開発者/YouTuberのPontypants氏だ。同氏は過去に物理演算ボクシングゲーム『Punch A Bunch』を手がけている。今回発表された『A Difficult Game About Climbing』については、前述の“壺おじ”ひいては、同作に影響を与えたJazzuo氏によるゲーム『Sexy Hiking』に影響を受けているとのこと。また、両手のみで岩場を登っていくとのコンセプトは、Foddy氏が“壺おじ”以前に手がけた『GIRP』も彷彿とさせる。こちらは緻密なキー入力が求められる“イライラ登り系ゲーム”となっていた。

『A Difficult Game About Climbing』はPC(Steam)向けに開発中。ストアページによれば2024年2月に配信予定だ。

Sayoko Narita
Sayoko Narita

貪欲な雑食ゲーマーです。物語性の強いゲームを与えると喜びますが、シューターとハクスラも反復横とびしています。

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