廃村探索ホラーゲーム『鳴蟇村(なりびきむら)』発表。地図に無い村を歩いて真相を知る恐怖体験

ゲーム開発スタジオDorsalFin Studioは12月20日、『鳴蟇村(なりびきむら)』を発表した。シングルプレイの探索系ホラーゲームである。

国内のインディーゲーム開発スタジオDorsalFin Studioは12月20日、『鳴蟇村(なりびきむら)』を発表した。2024年夏にリリース予定。発表にあわせて、スクリーンショットが公開されている。


『鳴蟇村』は、地図にない廃村を探索していく、シングルプレイの探索系ホラーゲームである。本作の舞台は、地図や記録が残されていない廃村だ。本作で主人公は、廃村にたどり着いた矢先に閉じ込められてしまう。そうした状況の中、探索を進める過程「鳴蟇村」で起こった出来事の真相を徐々に知っていくようだ。

公開されているスクリーンショットには、古びた看板の目立つ木造建築やたばこ屋、神社に繋がる参道などが映されている。今作では、人のいなくなった廃村での恐怖が描かれるのだろう。またシステム面では、ホラーゲームが苦手な人向けの探索モードも存在している。探索モードでは、ホラー要素のない昼の村を自由に散策可能。画像を見る限りでは、フィルターや露出などを設定して写真を撮影できる機能も用意されているそうだ。


本作を手がけているのは、インディーゲーム開発スタジオDorsalFin Studioだ。同スタジオはあたかね氏、ぶっさん氏、tekktekk氏の3名がコアメンバーとして携わるスタジオ。3名は本業でもゲームを開発しており、休日1日を制作にあてる形で、作品を制作しているという。また過去作としては、2021年3月に廃旅館探索ホラー『真砂楼』、2022年8月に廃病院探索ホラー『米砂原醫院』を初リリース。『米砂原醫院』においては、Steamのユーザーレビュー24件中91%の好評を得てステータス「好評」を獲得している。ユーザーレビューを見る限りでは、同作では廃墟の雰囲気や和風ホラーらしい恐怖表現などが評価に繋がっているようだ。なお両作では、PC(Steam)版に加えてNintendo Switch版も発売されてきた。

本作においては、あたかね氏のX(旧Twitter)アカウントなどで新作の制作状況が公開されてきたが、今回ついに発表となったようだ。過去作では、それぞれ廃旅館と廃病院が舞台となっており、ロケーションは屋内に限られていた。今回は廃村が舞台となっており、村の探索ができる点も特徴だろう。


『鳴蟇村』は、2024年夏にリリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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