『ポケモンSV』DLC後編「どうぐプリンター」の“ガチャ用素材”をなんとか集めたい人増加中。狩り狩られ、おとしもの集めに白羽の矢が立つポケモンたち


任天堂は12月14日、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』(以下、ポケモンSV)の大型DLC「ゼロの秘宝」の「後編・藍の円盤」を配信開始した。同DLCでは「前編・碧の仮面」の続きの物語が描かれているほか、さまざまな要素も追加されている。そんな中、「どうぐプリンター」がユーザーの注目を集めているようだ。


「後編・藍の円盤」は『ポケモンSV』のDLCだ。舞台はアカデミーの姉妹校であるブルーベリー学園。主人公はアカデミーからブルーベリー学園に交換留学をしにいき、そこでは現地の学生と交流を深めたり、パルデア地方には居なかったポケモンと出会ったりすることとなる。

ストーリーでは、主人公は「リーグ部」と呼ばれる部活に入部することとなる。また学園から課されるミッションをクリアすると、学内で利用可能な通貨「ブルーベリーポイント(BP)」が獲得できる。リーグ部ではBPを使ってさまざまな部活を支援することができ、科学部を支援すると「どうぐプリンター」を設置することができる。


どうぐプリンターは、BPとポケモンのおとしものを投入することで、どうぐを生み出す装置だ。おとしものの種類によって異なるパーセンテージが定められており、いくつか投入してパーセンテージが一定の割合を超えるとどうぐがプリントできる。どうぐプリンターからは、換金アイテムのほか、ポケモンに持たせるどうぐや基礎ポイント(努力値)を増やすどうぐなどが手に入る。

さらに、どうぐプリンターではレアな種類のモンスターボールも獲得することができる。ムーンボールやルアーボールといったショップでは購入できない一部ボールは、これまで本作では図鑑埋めの報酬やマリナードタウンでの競りなどでしか手に入れられなかった。捕獲のために数を揃えることが困難であり、どうぐプリンターではその難易度がやや緩和されたといえる。そのため特にボールにこだわる人たちにとっても絶好の“ガチャ”となっているようだ。そんなどうぐプリンターでのガチャをたくさんおこなうために、効率よくポケモンのおとしものを稼ぐ手法を編み出している人たちがいる。


たとえば小森雨太氏は“ヤミラミ狩り”によるおとしもの集めの効率がいいと報告し、その手法を投稿している。おとしもの「ヤミラミのほうせき」はどうぐプリントのパーセンテージが45%分であり、ほかのおとしものに比べ割合が高く、ガチャを回す効率がいいとされている。

そんなヤミラミが大量発生する狩り場は、パルデア地方の東3番エリアの洞窟に存在しているとのこと。投稿には、具体的な場所や“ヤミラミ狩り”に適したポケモンの比較もあり、ガチャ資材を効率的に収集できることだろう。

ほかにもピンプクのおとしものを回収するために、ラッキーやハピナスをずっと倒し続けられる場所を見つけたユーザーも存在。またシンクロマシンにおける負けないかぎり戦い続けられるとみられる仕様を活かして、移動の速いブロロンでの野生ポケモン狩りを編み出す人が現れるなど、さまざまなガチャ資材集めの手法が生み出されているようだ。


今回「どうぐプリンター」の追加によって、さまざまなどうぐが入手しやすくなった。その結果、より多くガチャを回すため、ポケモンのおとしものを集める効率的な手段がユーザーによっていくつも考案されているようだ。レアボールを手に入れたり、育成に必要などうぐを早く手に入れたりしたいという方は、気になった手法を試してみるのもいいだろう。

ポケットモンスター スカーレットバイオレット』はNintendo Switch向けに発売中。『スカーレット』『バイオレット』に向けてそれぞれ有料追加コンテンツ「ゼロの秘宝」が発売されており、「前編・碧の仮面」「後編・藍の円盤」が配信中だ。

【UPDATE 2024/1/19 23:21】
レアな種類のモンスターボールについて「オシャボ」と誤って説明していた点を修正