『バンドリ！ ガールズバンドパーティ！』1月に運営会社変更へ。Craft Eggは離れ、今後はブシロード主体で開発・運営へ

ブシロードおよび株式会社Craft Eggは12月18日、『バンドリ！ ガールズバンドパーティ！（ガルパ）』の開発・運営を1月4日以降ブシロード主体でおこなうと発表した。同作はこれまで両社の共同制作となっていたが、2024年1月4日からはCraft Eggが開発・運営から離れるとのこと。なおゲームデータについては、1月4日以降も今までと変わりなく継続して利用できるそうだ。

『バンドリ！ ガールズバンドパーティ！』は、メディアミックス作品「BanG Dream!」の世界観を軸にした、リズム＆アドベンチャーゲームである。リズムゲームでは、オリジナル楽曲やカバーソングなど500曲以上が収録。最大5人の同時プレイなどにも対応している。またストーリーでは、Live2Dによるキャラクター表現やフルボイスの演出と共に物語が展開。５人組女子高生バンド「Poppin’Party」といったバンドで活動をしている少女たちの姿が、メインストーリーなどで描かれている。要素としてはいわゆるガチャシステムが採用されているほか、シーズンごとにキャラクターたちの学年が上がっていくことも特徴だろう。

本作は、ブシロードおよびCraft Eggの共同制作作品として、2017年3月にiOS/Android向けとして配信開始された。サービス開始から6年目となる2022年11月には、国内ユーザー数が1600万人を突破。6周年となる2023年3月には大型アップデートも実施されている。多数のアップデートなどを重ねながら、6年以上に渡ってサービスが継続されてきた。

発表によると、1月4日をもってCraft Eggが本作の開発・運営から離れるという。公式サイト内のプロデューサーレターによると、これまでCraft Eggとブシロードは、共同運営としてガルパの運営を継続してきた。しかし、今回Craft Eggが運営を一緒に続けていくことが困難になった。そのため協議の上で、今後はブシロード主体で本作の運営が決定されたそうだ。Craft Eggが運営から離れるため、Craft Eggの湯田雅氏および沢村英祐氏は、同作のプロデューサーから離れることとなる。

『バンドリ！ ガールズバンドパーティ！』関連のグッズなどを販売していたCraft Egg公式通販サイト「Craft Egg Store」も2024年1月4日にサービス終了。「ガルパーティ! 2019 in池袋」のイラストを使用したフィギュアシリーズについては、ブシロードクリエイティブの公式X（旧Twitter）アカウントから続報が発表されるそうだ。なお、Craft Eggはサイバーエージェントグループの企業である。『プロジェクトセカイ カラフルステージ！feat.初音ミク』を手がけるColorful Paletteを傘下に におさめている。

またCraft Eggは本作の運営から離れるものの、今後も本作および「BanG Dream!」の世界は続いていくという。公式サイト内の発表によると、運営会社は変わるものの、ブシロードにゲームデータはそのまま引き継がれる。2024年1月4日以降も、今までと変わりなく利用できるそうだ。発表済みのコラボなどについても、スケジュールの変更なく実施予定とされている。

『バンドリ！ ガールズバンドパーティ！』は、iOS/Android向けに配信中だ。