『マインクラフト』で『Bloodborne』再現非公式プロジェクトが完成間近か。マップだけでなく、敵やモーションも再現する入念ぶり
クリエイターのPotomy氏は12月14日、自身のX(旧Twitter)アカウントにて、『マインクラフト』内で『Bloodborne』を再現する非公式プロジェクトについての進捗を報告した。
『Bloodborne』は、フロム・ソフトウェアが2015年にPS4向けにリリースしたアクションRPGだ。同スタジオによる『ダークソウル』シリーズなどのゲームプレイ要素を受け継ぎつつ、攻撃的なゲームプレイが展開される。ヨーロッパ風の都ヤーナムを舞台に、宇宙的恐怖がうごめく悪夢の物語が展開される。その世界観はプレイヤーたちに強烈なインパクトを残し、ファンからの人気は根強い。また、同作の非公式2次創作ゲームといったプロジェクトも展開されている。
そうしたプロジェクトのひとつが、『マインクラフト』内で『Bloodborne』を再現する試みだ。手がけるのは、『マインクラフト』内での建築などを得意とするクリエイター(ビルダー)のPotomy氏。同氏は12月14日、自身のXアカウントにて『Bloodborne』再現プロジェクトについて進捗を報告。プロジェクトの一旦の完成、あるいは節目が間近であることを示唆した。
同投稿では、プロジェクトにここまで約2年取り組んできたとのコメントと共に、『マインクラフト』内に再現されたヤーナム市街の様子が紹介されている。同プロジェクトでは、『Bloodborne』の建築物やマップなどを『マインクラフト』内で構築するだけに留まらない再現を目指している。『Bloodborne』の作中設定などでヤーナムに存在するものの到達できなかった場所を、新たに構築する計画もあるとのこと。
たとえば上記動画では、『Bloodborne』に登場する敵たちをボクセルでモデリングし、『マインクラフト』内で実際に戦えるMobとして実装している様子が紹介されている。攻撃といったモーションも再現されていることがわかる。実際に『Bloodborne』のような体験を『マインクラフト』内でできるようにするのが、同プロジェクトの目標のようだ。
プロジェクトにはPotomy氏のほか、キャラクターモデリング・サウンド・アニメーション・動画編集などの分野で複数名が携わっているという。プロジェクトの配信方法やリリース時期について、筆者の観測範囲内で詳細は確認できなかった。しかし近いうちに何らかのかたちで、Potomy氏らが手がけた『マインクラフト』内のヤーナム市街を訪れられるかもしれない。