猫耳冒険者アクション『遺跡島と旅するねこまた』Steam向けに発表。穏やかで遊びやすい「1面」の雰囲気が続く旅路

国内の開発者たまがわ氏は12月12日、『遺跡島と旅するねこまた』のSteamストアページを公開した。猫耳冒険者が主人公の、遺跡探索アクションゲームだ。

国内の開発者たまがわ氏は12月12日、『遺跡島と旅するねこまた』のSteamストアページを公開した。Steamのストアページによると、本作は2025年にリリース予定。ストアページ内ではゲームプレイの一端が確認できるPVなども公開されている。

『遺跡島と旅するねこまた』は、猫耳冒険者が遺跡や廃墟を巡っていく、遺跡探索アクションゲームである。本作の舞台は、夢とロマンの島と謳われる遺跡島。主人公のキジノは、2本の尻尾と猫耳をもつ猫又の冒険者だ。スクリーンショットなどを見る限りでは、キジノのアクションとしてはジャンプやパンチ、ダッシュといったアクションが存在。敵や足場などに対して、ワイヤーのようなものを伸ばす動作も映されている。本作でキジノは、ワイヤーやダッシュなど駆使して敵やボスと戦いながら、夢とロマンのある遺跡島を探索していくのだろう。

 


キジノの行先には、さまざまなロケーションが待ち受けているようだ。開発者たまがわ氏のX(旧Twitter)アカウントによると、本作にはカルスト台地のような草原や鉱山のステージなども登場。動くプラットフォームやトロッコに乗って進むステージなども交えながら、民族音楽を背景にキジノの冒険が描かれていく。

要素としては、本作の敵にはスタミナゲージや、疲れた際の隙などが用意されているという。キジノにもスタミナが存在しており、動画ではスタミナを消費することでアクションを連続で繰り出す様子が確認できる。一方、キジノのワイヤーアクションについては、スタミナを消費せずに使用できるようだ。たまがわ氏による2021年12月のポストによると、それまでワイヤーはスタミナを消費していたが、緩和によりそこそこ自由に飛び回れるようになったとのこと。ステージを自由に飛び回れるアクションも本作の特徴だろう。そのほか同氏のXによると、本作にはスキル強化や着せ替えといった要素も用意されているようだ。


本作を手がけているのは、国内の開発者たまがわ氏(たまがわソフト)だ。過去作としては、探検アクションRPG『遺跡島と7つのまほう』をフリーゲームとして2010年頃に公開。繋がりはないものの、本作は『遺跡島と7つのまほう』の続編にあたるという。

本作『遺跡島と旅するねこまた』においては、2020年に制作が始まり、デモ版ver0.01が2020年12月に公開。以降は、XやFantiaなどでの進捗報告やデモ版の更新を経ながら、制作が進められてきた。今回そんな本作のSteamストアページが公開となったわけだ。Steamのストアページによると、同氏はいろいろなゲームの最初のステージ「1面」が好きで、穏やかな草原や森として描かれた1面にずっと居たくなるという。本作ではそんな1面の雰囲気が続く世界を作りたくて、制作が進められているそうだ。

https://twitter.com/TamagawaSoft/status/1493126105900863489


『遺跡島と旅するねこまた』は、PC(Steam)向けに制作中。ストアページによると、2025年のリリースが予定されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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