Steamエモ匿名オンライン交流ゲーム『Kind Words 2』発表。“圧倒的に好評”匿名お手紙交換ゲームがパワーアップ

Popcannibalは12月7日、『Kind Words 2 (lofi city pop)』を発表した。不特定多数のプレイヤーたちと手紙や会話などを通して交流できるゲームだ。

デベロッパーのPopcannibalは12月7日、『Kind Words 2 (lofi city pop)』(以下、Kind Words 2)を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。


『Kind Words 2』は、『Kind Words (lo fi chill beats to write to)』(以下、Kind Words)の続編となる。『Kind Words』は、小さな部屋で短い手紙を書き、世界の不特定多数のプレイヤーに送るゲームだ。また受け取ったメッセージには返信が可能。ただし、送信・返信はいずれも一度きりであり、特定のプレイヤーと何度もメッセージを交わすことはできない。世界の見知らぬ誰かに温かい言葉を投げかけ、そして返ってくるというやりとりを楽しめるコミュニケーションツールとなっていた。

このたび発表された『Kind Words 2』でも部屋からほかのプレイヤーへの手紙を送ることが可能。また部屋を飛び出し、街でほかの人にあいさつしたり、お洒落をしたり、喫茶店で詩の朗読会(poetry slam)をしたりといった新要素を楽しめるという。また人々の願い事でいっぱいの星空に、自分の願いを掲げることもできるそうだ。手紙のやりとりから要素が拡張され、ソーシャルスペースとしてパワーアップするのだろう。

なお先述のとおり前作『Kind Words』と同様の部屋から手紙を送る要素も健在。こちらは前作のリメイクのような位置づけとなるそうで、部屋のグラフィックが洗練され、UIも使いやすくなっているという。なお『Kind Words』および『Kind Words 2』は、ひとつの大規模サーバーで運営されているとのこと。前作のプレイヤーとも手紙のやり取りが可能だそうだ。


前作『Kind Words』は、Steamユーザーレビューにて本稿執筆時点で約7000件中98%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。匿名のプレイヤー間での緩やかな交流を通して心温まるメッセージを受け取れる点や、リラックスできるBGMなどが評価を受けていた。また対応言語は英語のみであったが、国内ユーザーからも好評が寄せられている。また『Kind Words 2』の公式説明いわく、前作では500万通以上の手紙がやり取りされたそうだ。

本作を手がけるのはアメリカ・ボストンに拠点を置くPopcannibal。Ziba Scott氏とLuigi Guatieri氏によるスタジオだ。これまで『Kind Words』のほか、パズルゲーム『Girls Like Robots』などを展開してきた。Luigi氏が手がけているというアートワークもスタジオの持ち味で、『Kind Words 2』でも可愛らしいデザインの人々や街並みは健在。心温まる世界観を演出してくれることだろう。好評を博した前作をベースに、さまざまな新要素を携えて登場する新作『Kind Words 2』の登場を楽しみにしたい。

『Kind Words 2 (lofi city pop)』はPC(Steam)向けに発売予定だ。Steamストアページではプレイテストへの参加者募集もおこなわれている。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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