疲れた大人向けノベル『限界OL海へ行く』Steam向けに発表、1月発売へ。昼休み中限界になり海へ向かう、疲弊したOLの突然の旅

超OKは12月2日、『限界OL海へ行く』を発表した。休憩中に限界になったお姉さんが海へ向かう、疲れた大人の旅ノベルゲームだ。

国内のゲーム制作スタジオ超OK(veryOK)は12月2日、『限界OL海へ行く』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年1月に発売予定。発表にあわせてSteamのストアページやPVなどが公開されている。


『限界OL海へ行く』は、休憩中に限界になったお姉さんが海へ向かう、疲れた大人の旅ノベルゲームだ。本作のメインキャラクターであるお姉さんは、会社に勤務する社会人である。限界OLと紹介されており、昼休み中にも疲れた様子を見せるなど、かなり疲弊しているようだ。

本作ではそんなお姉さんが、ある日の午後の休憩中に限界になってしまう。限界になった彼女は、会社へ戻らずになぜか海へ向かう電車へ乗車。たどり着いた海の街で、同じく現実世界から逃れてきた同類たちと出会う。現実にあるけれど現実でない場所へ向かう、居場所をなくした人のための物語が描かれる。

 


本作はノベルゲームとなっており、テキストと立ち絵などによって、物語が描かれていくのだろう。またメインキャラクターのお姉さんは、海の街で海浜公園や倉庫街などで、それぞれお気に入りの場所をもった人物たちと遭遇する。本作におけるお気に入りの場所とは、辛い現実から逃れ、立ち向かう勇気を手にする場所。自身のお気に入りの場所について問われたお姉さんは、自分の場所を探すために海の街を歩き始めるという。

キャラクターとしては、授業がつらくなった日に海に来るというヤイバ、海の街の写真をたくさん撮っているが評価が悪いマタタキ、酒に溺れるフリーターのヤケノハラ、現実について語らないモコなどが登場。彼らとの会話も通して、限界OLが自身に勇気を与えてくれるものを探す物語が描かれていくようだ。


本作を手がけている超OKは、クルステ氏による国内のゲーム制作スタジオだ。過去作としては、Nintendo Switch向け音楽格闘ゲーム『PHRASEFIGHT』やPC(DLsite)向けRPG『オヤシロ物語』などをリリース。直近ではSteamにて『ツキササリーナ』もリリースしている。Steamのストアページによると、本作ではクルステ(col_ste_)氏がプログラム/シナリオを担当。比喩_(hiyu_metre)氏がキャラクターイラスト、Atree氏が音楽を手がけている。クルステ氏のX(旧Twitter)上のポストでは、生きているのが限界になってしまったプレイヤーに向けたタイトルと紹介されており、疲れた大人向けの物語が描かれるようだ。

『限界OL海へ行く』は、PC(Steam)向けに2024年1月リリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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