格闘ゲーム『搾精病棟ファイターズ』全年齢版PC向けに無料公開。性格最悪のナースたちが戦う、「搾精病棟」の2D格闘
国内のサークル搾精研究所は11月21日、『搾精病棟ファイターズ』全年齢版を公開した。対応プラットフォームはPC(DLsite/FANZA/BOOTH)。BOOTHでは無料、DLsiteおよびFanzaでは体験版として無料でダウンロード可能になっている。
『搾精病棟ファイターズ』は、搾精研究所による完全新作描き下ろしストーリーが描かれるという、「搾精病棟」の2D対戦格闘ゲームである。オリジナルの「搾精病棟」は、国内のサークル搾精研究所による成人向けCG集だ。奇病にかかった主人公が入院した先は、性格性悪のナースしかいないと近所で有名な病院だった。そんな病院を舞台に、邪悪なナースたちが次々に登場するストーリーが展開されていく。また同作はキャラクター性などが話題となり、一般向けの「搾精病棟 全年齢版」など、コミカライズや小説化などもおこなわれていた。
本作『搾精病棟ファイターズ』では、ナースステーションに差し入れられた謎のコーヒーポットが原因で、ナースたちのストリートファイトが勃発。性格最悪のナースたちによる戦いが描かれるようだ。全年齢版にはプレイアブルキャラクターとしてタチバナ、クロカワ、ヤマグチ、モチヅキ、ヒラマツの5名が登場している。各キャラクターにはそれぞれ通常技や必殺技、メディカルコンボなどが存在。クロカワは飛び道具のように唾を飛ばし、モチヅキは勢いよく突進してくるなど、各キャラクターは個性的な性能を有しているようだ。
要素として、ガード動作の出始めでタイミングよく受け止めると有利になる「パーフェクトメディカルガード」や、搾精ストックシステムも存在。初心者向けに、モダンタイプならぬEASYスタイルも用意されており、A連打でのコンボや簡易入力での必殺技などが可能だという。筆者が軽く遊んでみた限りでは、格闘ゲームとしてしっかり遊べそうな印象を受けた。X(旧Twitter)上などを見る限りでは、永久コンボなども発見されているようだ。
ゲームモードとしては、ストーリーモードとVSモードが存在し、オフラインでの対戦に対応している。なお本作は全年齢版でも一部際どいモーションが存在するため、プレイする場所や状況は選んだほうがいいかもしれない。
本作では、サークル搾精研究所と矢野ともゆき氏によるゲームブランド「矢野格闘」のタッグで制作が進められているようだ。矢野ともゆき氏は、お笑いコンビ「NOモーション。」の1人として活動する、格闘ゲームが好きが高じてゲームものまね芸人になったという人物。自身でゲームを開発しており、ブランド「矢野格闘」から『ぽうこFIGHTERS』『ぽうこFIGHTERS2』をリリースしてきた。
本作『搾精病棟ファイターズ』は、そんな矢野氏と搾精研究所による格闘ゲームとなっているわけだ。なお本作では全年齢版以外に、成人向けの製品版がリリース予定となっている。製品版ではキャラクターが追加で2名登場するほか、ごほうびや個別EDなども搭載。格闘ゲームとしても製品版に向けてブラッシュアップが進められており、永久コンボや不具合報告、要望などが受け付けられているようだ。
『搾精病棟ファイターズ』全年齢版は、PC(DLsite/Fanza/BOOTH)向けに無料公開中。製品版は成人向けに、DLsite/Fanzaで12月発売予定だ。また搾精研究所の公式X(旧Twitter)によると、本作は製品版も含め、Steamでも配信予定とされている。