ピノッキオ・ソウルライク『Lies of P』最新アプデで“重めの柄”など強化され武器調合の可能性いろいろ広がる。序盤で挫けにくくなる調整も実施
NEOWIZは11月15日、Round8 Studioが手がける『Lies of P』にてVersion 1.3.0.0アップデートを配信開始した。先日告知されていたとおり、バランス調整や新装飾アイテムの追加などが実施されている。
『Lies of P』は、作家カルロ・コッローディの童話をモチーフに、ピノッキオ人形を主人公とするアクションRPGだ。舞台となるクラットは、ベル・エポック時代とも呼ばれる19世紀後半から20世紀初頭のフランスの架空都市。本作はいわゆる“ソウルライク”ゲームであると公言されており、ピノッキオはさまざまな敵との歯ごたえあるバトルを繰り広げることになる。
主人公の強化要素が多数用意されている点は本作の持ち味。刃と柄を組み合わせる武器調合のほか、左腕の義手「リージョンアーム」の付替・強化や、クオーツというアイテムを消費してピノッキオを成長させるシステム「P機関」が用意されている。また、与えられた選択肢にて嘘をつくのか否かで変化する物語なども本作の特徴となっている。
今回配信されたVersion 1.3.0.0アップデートでは、先日告知されていたとおり、バランス調整や新たな装飾アイテムの追加などが実施された。大きな変更としては、これまでP機関の強化で獲得できた潜在能力「起床回避」がピノッキオに最初から備わる能力として付与される。従来の起床回避は新たな潜在能力「パルス電池使用時のガードリゲイン維持」に置き換わっているとのこと。
また武器のバランス調整も実施。まず、比較的重い柄は、組み合わさるブレードによって従来より攻撃速度が上昇しているという。先日の告知どおり、武器調合における特定の組み合わせが強化されたかたちだ。さらに柄やブレード、フェーブルアーツごとの調整も多岐にわたっておこなわれている。上方調整が中心になっており、これまで日の目を見なかった武器が扱いやすくなっているかもしれない。
そのほか一部モンスターの攻撃動作が分かりやすいように攻撃速度が調整されたり、姿勢を崩している時間が長くなったりと難易度が緩和されている。またホテル・クラットのフロントにいるポレンディーナが、初期段階からクオーツ2個を販売するようになった。そして1段階目の店舗拡張時にクオーツをさらに1個追加販売。3段階目の店舗拡張時には「完全な盟約の月長石」2個を追加販売するようになっている。いずれもP機関や武器の強化に用いるアイテムであり、進行段階ごとに強化の選択肢が広まる調整となっている。
さらにアップデートでは、コスチュームの装着箇所が細分化。「頭」の項目にて「マスク」と「アクセサリー」が同時に装着でき、眼鏡と帽子などを同時に装備することが可能になった。また装飾アイテムも複数登場しており、新たな装備システムによってピノッキオをお洒落に彩ることができるだろう。ほかにも多岐にわたる調整・不具合修正が実施されている。詳細は以下のとおりだ(公式パッチノートより引用):
新機能とコンテンツの追加
・新しいコスチュームの提供
最新のパッチ適用後、ゲーム内の「装備」と「所持品バッグ」のウィンドウから以下のアイテムを確認できます。
錬金術師の帽子
トレジャーハンターのマスク
トレジャーハンターの狩猟服
幻のエメラルドメガネ
・コスチュームの装着箇所の細分化
「頭」の項目で、「マスク」と「アクセサリー」を同時に装着できます。
・’白髪 ショートヘア’の形状変更の追加
エンディングを一度見た後から使用可能です。エンディングの種類には関係ありません。
‘ゼペットのツール’で選択できます。
・字幕のUIフォントサイズを設定できるオプションの追加
[設定>ゲームプレイ>字幕サイズ]で設定できます。
バランスとコンテンツの改善
・フィールド難易度の緩和
一部のモンスターの攻撃速度を調整して、モンスターの攻撃動作がわかりやすくなるように調整しました。
一部のモンスターの姿勢が崩れる時間がより長くなります。
一部のモンスターとトラップの配置を進行フローに合わせて調整しました。
・P機関の ‘起床回避’ 機能の基本付与
P機関の変更に伴い、新たに追加される ‘パルス電池使用時のガードリゲイン維持’ 効果が既存の ‘起床回避’ の位置に置き換わります。
・戦闘バランスの調整
一部の武器の攻撃力を上昇させました。
一部の武器がモンスターの体勢崩れをより頻繁に発生するように上方修正されました。
ガードリゲインの回復量において、比較的軽いブレードの数値は上昇し、重いブレードは低下します。
一部の重い柄は、攻撃後の待機時間を短縮し、タメ攻撃の時間を減少させる方向に上昇調整されました。
武器の組み合わせ時、比較的重い柄は組み合わせるブレードによって従来より攻撃速度が上昇する武器が生まれます。
ジャストガードでの敵の武器への与ダメージが調整されました。
武器 ‘操り人形のサーベルブレード’ 強化時、武器の能力がさらに上昇します。
武器 ‘人間性の証拠’ 攻撃スキルの移動距離が増加します。
武器 ‘エチケット’ のガードダメージ軽減率が上昇する代わりに、攻撃時のフェーブルアーツ充電量が減少します。
フェーブルアーツ ‘ガード・パリィ’ 成功時に攻撃追跡性能が増加します。
フェーブルアーツ ‘挑発の鐘’ 効果中に自分に適用される攻撃力効果が増加します。
フェーブルアーツ ‘一撃の雷’、’一撃の炎’、’酸化の斬り’の属性ステータス異常がより速く適用されます。
キャラクターの能力に基づく致命攻撃のダメージが増加します。
リージョンアーム’アイギス’ の3次強化 ‘カウンターチャージ’ の攻撃範囲が増加し、追跡性能が向上します。
ボス ‘王の炎フオコ’ 戦闘エリアの柱はフオコのフューリーアタックによってのみ破壊されます。
・NPC ‘ポレンディーナ’の販売アイテムの追加
初期段階で ‘クオーツ’ 2個を追加販売します。
1段階の店舗拡張時に、 ‘クオーツ’ 1個を追加販売します(そうです、もう1つ)。
3段階の店舗拡張時に、 ‘完全な盟約の月長石’ 2個を追加販売します。
バグ修正
リージョンアーム ‘パペットストリング’ 3段階強化スキル ‘攻撃連携’ 使用中に断続的にキャラクターが高く跳ね上がるバグの修正
リージョンアーム ‘アイギス’ のガード状態で、ガードボタンを押すと常にジャストガードが発生していたバグの修正
一部の武器で意図せずに常にジャストガードが発生する可能性があったバグの修正
一部の電撃属性攻撃をジャストガード、ガード・パリィで防ぐことができなかったバグの修正
‘双龍剣’のチャージ強攻撃で反撃に成功した際、ガードリゲインの数値が初期化されずに残っていたバグの修正
トラップを踏んで発射される矢をガードできなかったバグの修正
ボス戦中に ‘ムーンフェーズの懐中時計’ を使用できたバグの修正
一部のモンスターの判定範囲が正確でなかったバグの修正
P機関 ‘非アクティブ武器の耐久度自然回復’ 機能が特定の条件下で非活性武器の耐久度を減少させるバグの修正
P機関 ‘回避時ダメージ低減’ が有効な状態で特定のアミュレットを装備すると、スタミナ回復が異常に早く始まっていたバグの修正
死亡したNPC ‘ベル’が襲撃されたホテルに現れるバグを修正
正常なゲームルートから外れた位置に移動できたバグの修正
ゲームパッドを使用した場合、カメラの自動回転速度がフレームに従って変動しないようにするバグの修正
“(アジアPS4限定パッチ内容) PS4オプション ‘Xボタンで決定する’ を無効化した場合でもゲームキー設定の変更が保存されるように修正
この修正により該当のオプションの設定とは無関係に保存機能が動作します。”
英語、中国語、日本語の簡単な誤字修正
インゲーム規約の簡単な誤字修正
その他、ゲームの安定性向上および各種ゲーム内UI関連のバグ修正
なお本作に向けてはDLCが開発中。先日公開された動画ではコンセプトアートもお披露目されていた。こちらの続報にも注目したい。
『Lies of P』は、PC(Steam/Microsoft Store/Mac)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中。PS4/PS5向けにはパッケージ版も発売中だ。またXbox/PC Game Pass向けにも提供されている。