水上集落スローライフ『Our Life on Water』発表。ボートに乗ってゆったり暮らしつつ、文明と伝統のあいだで悩む村を導く

デベロッパー/パブリッシャーのDifferent Talesは11月11日、『Our Life on Water』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

デベロッパー/パブリッシャーのDifferent Talesは11月11日、『Our Life on Water』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。2024年に早期アクセス作品として配信予定。Steamストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。

『Our Life on Water』はライフシムRPGだ。舞台となるのは東南アジア・メコン川流域にある架空の国、サハコム。とある水上集落にやってきた主人公は、川の精霊と心通わすことができる存在「リバートーカー」となり、人間の言葉を話すカワウソのイラとともに村人を導くことになる。

ゲームプレイでは、カンボジアやベトナムの水上集落をモデルとした村でスローライフをおこなう。ボートで移動して釣りをしたり潜ったり、竹を切って水上に家を建てたりして生活することになる。作物や動物を育てたり、工芸品を作ることもできるという。生活の中心に川がある、独特な暮らしが描かれるようだ。また川を探索して神秘的な遺産を見つけ、川の精霊の恵みを得るといった要素も存在するという。

村の人々と交流することも重要な要素となるようだ。議会や行事に出席し、村人と絆を深めていけば友情や愛が育まれることになるという。また平穏な暮らしを送っているように見える村には、問題が存在するとのこと。近代的な暮らしが流入するなかで環境が破壊され、文化的にも危機に瀕しており、村の内部には亀裂が存在するようだ。リバートーカーであるプレイヤーは人々を団結させ、導いていかなくてはならない。プレイヤーが下す選択は村に大きな影響を与えることになるという。美しくも衰退しつつある社会での、ほろ苦いストーリーが描かれるとのことだ。


本作を手がけるDifferent Talesはポーランド・ワルシャワに拠点を置くゲームスタジオだ。ゲーム開発をおこないつつ、パブリッシングも手がけている。過去にはアドベンチャーゲーム『Werewolf: The Apocalypse — Heart of the Forest』などを制作した。同作はSteamユーザーレビューにて、本稿執筆時点で572件中86%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。ストーリーの細かな分岐や暗い森の空気感の演出などが好評を得た。本作『Our Life on Water』とはゲームジャンルこそ違うものの、ストーリーの描き方や演出のノウハウなどは本作の開発においても生かされることだろう。

『Our Life on Water』は2024年に、PC(Steam)向けに早期アクセス配信予定だ。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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