『ポケモンSV』の無料公式小説「きみと雨上がりを」公開中。「響け! ユーフォニアム」原作者が手がけるネモが主人公の物語

ポケモンは11月10日、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』を原案とするオリジナル短編小説「きみと雨上がりを」を公開した。「響け! ユーフォニアム」原作者として知られる武田綾乃氏が著者を務めている。

株式会社ポケモンは11月10日、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』(以下、ポケモンSV)を原案とするオリジナル短編小説「きみと雨上がりを」を公開した。小説「響け! ユーフォニアム」の作者として知られる武田綾乃氏が著者を務めている。


『ポケモンSV』は、『ポケットモンスター』シリーズの最新作。開発はゲームフリークが手がける。舞台となるのはパルデア地方。主人公は私立学園の生徒として、オープンワールドとして構築されたこの地方を冒険することになる。なおバージョンによる違いが用意されており『ポケットモンスター スカーレット』ではオレンジアカデミー、『ポケットモンスター バイオレット』ではグレープアカデミーが私立学園として登場する。

本作はNintendo Switch向けに2022年11月18日に発売された。そしてこのたび発売1周年を記念するオリジナル短編小説「きみと雨上がりを」がWeb上で公開されている。著者は小説「響け! ユーフォニアム」の作者として知られる武田綾乃氏が担当。株式会社ポケモンおよびゲームフリークが監修を務めているそうだ。

「きみと雨上がりを」では主人公となるネモが、オレンジアカデミーの生徒会長として登場。近所に引っ越してきた転入生のアンナを学校まで案内することになる。出会ってすぐにおこなったポケモン勝負で、ネモはアンナの瞳の奥にきらめくものを見る。そうして『ポケットモンスター スカーレット』の物語が踏襲されているものの、武田氏独自の視点でネモとアンナの「宝探し」の物語が描かれるという。

公開にあたって、武田氏のコメントも明かされている。同氏はポケモンが幼いころから大好きだったといい、小説を書く機会を光栄に思うとのこと。ネモについて、みんなから愛されている人物であり責任重大だと感じながら執筆にあたったそうだ。


なお「きみと雨上がりを」は全国のポケモンセンター・ポケモンセンター出張所およびポケモンセンターオンラインにて冊子版の配布も予定されている。税込6000円以上の買い物をした利用者を対象に、ポケモンセンター・ポケモンセンター出張所では11月18日から、ポケモンセンターオンラインでは11月17日10時から配布予定だ。なくなり次第終了となるそうなので留意されたい。

また公式Xアカウント上でも武田氏のサイン入り冊子のプレゼントキャンペーンが実施予定。詳しくは公式サイトを確認されたい。

今回は『ポケモンSV』発売から1年を迎えるにあたり、人気小説作家による短編小説無料公開という珍しい施策が打ち出されたかたちだ。物語の主人公がネモとなる点も注目ポイントだろう。

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』はNintendo Switch向けに発売中。有料DLC「ゼロの秘宝」も発売されており、「前編・碧の仮面」が配信中だ。「後編・藍の円盤」は12月14日配信開始予定。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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