『Starfield』Steam向けベータアプデでNVIDIA DLSSに対応。直食いシステム実装、アンドレヤの頭透明化バグ修正など変更いろいろ
Bethesda Softworksは11月9日、『Starfield』Steam版に向けBeta Update 1.8.83を配信開始した。今月末に正式実装予定のアップデートを試すことができるベータ版となっている。
今回『Starfield』に向けて配信されたアップデートはSteam版ユーザー限定のベータ版アップデートだ。自動アップデートはおこなわれず、Steamライブラリの本作プロパティ画面における「ベータ」から手動で導入できる。
パッチノートによると本アップデートの目玉となるのは、いわゆる超解像技術であるNVIDIA DLSSへの対応だ。超解像技術では、低解像度でゲーム画面をレンダリングしたうえで、独自アルゴリズムによってグラフィックがアップスケールされる。これによりGPUの負荷を抑えながら高画質を得られるといい、同時にフレームレートの向上も見込めるとされる。
これまで本作はAMD FSRのみが公式サポートされていたが、今回ベータ版アップデートとしてDLSSへの対応がおこなわれたかたち。対応するNVIDIA製のグラフィックボード搭載環境ではDLSSのほか、Deep Learning Anti-aliasing(DLAA)、Nvidia Reflex Low Latency、およびDLSS Frame Generationといった機能を利用できる。
またゲームプレイ面では多くの要望が寄せられていたという「食べ物の直食い」機能が実装。従来は飲食物を拾ってインベントリから使用する必要があったのに対し、ベータ版アップデートにて直接食べたり飲んだりすることができるようになった。さらにバランス調整や不具合修正も実施。ステルス状態での見つかりやすさが緩和されたほか、アンドレヤの頭部が永久に透明になる問題なども修正されているそうだ。
そのほかパフォーマンスと安定性の向上も施されているとのこと。PC版では主にハイエンド環境でのCPU使用率が改善されているそうだ。詳細は公式パッチノートを確認されたい。
なお今回のベータ版アップデートはSteam版が対象であり、Microsoft StoreおよびXbox Series X|Sも含めた正式実装は今月末に配信予定とのことだ。前回アップデートでの視野角(FOV)調整設定も含めて、以前告知されていた要素が着実に実装されてきた。なお過去の告知時には、すぐには対応できないものの将来的に実現したい要素として都市のマップ(City Maps)が挙げられていた。今後はそうした機能の実装に向けた取り組みも進められていくことだろう。
『Starfield(スターフィールド)』は、PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに発売中だ。Xbox/PC Game Pass向けにも提供されている。