サイコロジカルホラー『誘拐事件』11月1日配信へ。小学3年生の視点から恐怖を描く、チラズアート新作
国内のデベロッパーであるChilla’s Art(チラズアート)は10月30日、『誘拐事件(The Kidnap)』を11月1日(日本時間)に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。発表にあわせて、トレイラーも公開されている。
『誘拐事件』は、チアズアートが手がけるサイコロジカルホラーゲームだ。本作でプレイヤーは、小学3年生の少年の視点から誘拐事件を目撃するようだ。ゲーム内容の詳細については明かされていないものの、トレイラー内には小学校や少年の家らしき場所などが登場。主人公の少年が姉を探し、雨の夜をさまようシーンも映されている。少年の姉は姿を消してしまったのだろうか。スクリーンショットや動画から推察するに、本作では日本の田舎を舞台に、誘拐事件にまつわる恐怖が描かれていくのだろう。遊んでいてつい背後が気になってしまうような、心理的な恐怖が展開されるようだ。
システム面では、本作はオートセーブに対応。チャプター単位で進行状況が保存される。また本作では、映画の影響を受けたストーリーを、雰囲気のあるグラフィックが演出する。グラフィック関連では画面にテープノイズなどを乗せるVHS風のフィルターも用意されており、ホラー体験にさらなる没入感を加えるそうだ。VHS風のフィルターについては、オプションメニューからオン/オフの切り替えも可能となっている。
本作を手がけているチラズアートは、兄弟でゲームを制作しているという国内のデベロッパーだ。過去作としては、『赤マント』『夜勤事件』『閉店事件』など多数の短編ホラー作品をリリース。ゲーム実況者やVTuberによる動画/生放送なども含めて、注目を集めてきた。
直近では、2023年8月に『パラソーシャル』を配信。Steamのユーザーレビューでは、621件中95%の好評を得てステータス「圧倒的に好評」を獲得している。同作の好評率チラズアート作品の中でも高いものになっているが、レビューを見る限りではライブ配信者を題材に描いた人の怖さが評価に繋がっているようだ。なおチラズアートは、2023年に『パラソーシャル』『夜間警備』『ヒトカラ』の3作品をリリースしており、本作『誘拐事件』は4作目となる。
『誘拐事件』はPC(Steam)向けに、11月1日配信開始予定だ。
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