都道府県くっつけ物理演算パズル『Hokkaido Game』Steamストアページ公開。スイカ……ではなく北海道を作る

国内デベロッパーの丸ダイスは10月15日、物理演算パズルゲーム『Hokkaido Game』のPC(Steam)向けストアページを公開した。この10月中に配信予定とのこと。

国内デベロッパーの丸ダイスは10月15日、物理演算パズルゲーム『Hokkaido Game』のPC(Steam)向けストアページを公開した。この10月中に配信予定とのこと。


『Hokkaido Game』は、“都道府県を積み上げて北海道を作る”ことを目指す物理演算パズルゲーム。“大きな人”となったプレイヤーは、箱の中に都道府県を落としていく。そして同じ都道府県がくっつくと、より大きな都道府県へと進化。これを繰り返して、日本最大の都道府県である北海道を作ることができればゲームクリアだ。またスコアが算出され、オンラインランキングで競う要素も用意される。

公開されたスクリーンショットでは、岩手県や滋賀県、千葉県、奈良県など、さまざまな都道府県の形をしたブロックを、箱の中に投入している様子が確認できる。このなかで同じ都道府県同士がくっつくと、面積的により大きな都道府県ひとつに変化するのだろう。

本稿執筆時点ではゲームプレイ映像が公開されていないため、都道府県同士がぶつかった際にどのような挙動をみせるのかは不明だが、物理演算が取り入れられているとのことなので、投入した衝撃などによって位置関係が不規則に変わることが予想される。また、箱が小さめであることから、積み上げた都道府県で溢れてしまう前に、北海道を作らなければならないそうだ。


本作のこうしたゲームプレイは、popInが手がけたパズルゲーム『スイカゲーム』を彷彿とさせる。同作は、同社の照明一体型プロジェクター製品に収録されたのち、2021年12月にNintendo Switch版がリリース。そして今年5月頃になって、インフルエンサーがプレイしたことなどによって人気が爆発した(関連記事)。Nintendo Switch版は、今年10月6日に100万ダウンロードを達成。発売から約2年が経って任天堂が公式サイトにて特集を組むほど、大きな注目を集めているところだ。

その『スイカゲーム』のヒットを受けてか、似たコンセプトをもつゲームも多数登場することとなった。なかには模倣といえる作品もあり、popInが無関係であると注意喚起する事態に(関連記事)。一方で、箱に投入するアイテムを変えるなどしたユニークなパロディ作品が広がりをみせており、本作『Hokkaido Game』はそのひとつだといえるだろう。それぞれ複雑な形状をした都道府県を投入することから、ひと味違った物理演算パズルとなることが予想される。


本作の開発元丸ダイスは、パズルアクションゲーム『さかだちの街』や、一筆書き計算パズルゲーム『EQUALINE』などで知られる国内デベロッパー。小規模作品も多数手がけており、なかには密集団を解散させるリズムゲーム『密ですビート・ストリート』のように時事ネタを作品にすることも。本作『Hokkaido Game』では、そうした同スタジオのフットワークの軽さが活かされたのだろう。

『Hokkaido Game』は、PC(Steam)向けに10月配信予定。開発元によると、本作が好評となった場合は、今後さらなるゲームモードを追加する計画だそうだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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