『アサシン クリード ミラージュ』は『オリジンズ』『オデッセイ』並みの好調スタートとの報告。「猫なで回数」など人気ぶり示す統計いろいろ公開
Ubisoftは10月12日、『アサシン クリード ミラージュ』の初動プレイヤー数が『アサシン クリード オリジンズ』および『アサシン クリード オデッセイ』に匹敵していると報告。さらに作中で「撫でられた猫の数」など複数の統計情報を公開し、本作の好調ぶりを伝えている。
『アサシン クリード ミラージュ』は、アクションアドベンチャーゲーム『アサシン クリード』シリーズの最新作だ。開発は『アサシン クリード ヴァルハラ』の拡張コンテンツ「ドルイドの怒り」を手がけたUbisoft Bordeauxがメインに担当。シリーズ第1作『アサシン クリード』へのオマージュと原点への回帰が標榜されている。
本作の舞台は、前作『アサシン クリード ヴァルハラ』の約20年前となる、9世紀のバグダッド。主人公のバシムは、幼い頃に母親を亡くし、バグダッドの路上で1人で育った少年だ。17歳のバシムは、ある日古来より続く組織「隠れし者」に才能を見出され、彼らの元で技術と教義を学んでいく。素行の悪い青年が、運命に葛藤しながらマスターアサシンへと成長する物語が描かれる。
本作はPC(Epic Gamesストア/Ubisoft Store)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに10月5日に発売された。そして『アサシン クリード』シリーズ公式Xアカウントは本日、プレイヤーたちへの感謝のメッセージを投稿。またその中で、本作のプレイヤー数が『アサシン クリード オリジンズ』および『アサシン クリード オデッセイ』のリリース時に匹敵していると報告している。さらにUbisoftの新世代機(PS5/Xbox Series X|S)向け作品として、最大の初動売上を記録しているとも伝えられた。
投稿内では、本作内でプレイヤーによってとられた行動の、6日間の統計情報も公開された。その中では延べ479年分もの時間が屋根の上で費やされたことや6000万回ものイーグルダイブ(Leaps of Faith)がおこなわれたことが紹介。そして、最後に「120万匹の猫が撫でられている」ことも明かされている。
本作の舞台となるバグダッドには、街中のいたる所に猫がいる。のんびり気ままに歩いている猫に近づいてインタラクトすることで、猫を抱き上げてお腹を優しく撫でることが可能だ。発売から1週間のうちに多くのプレイヤーがこのシステムに気づき、アサシンとして暗躍する道すがら心安らぐひと時を送ったわけだろう。こうした統計情報からは、本作が好調な売れ行きを示していることもうかがえる。
なお『アサシン クリード』シリーズにおいては過去にも猫を撫でられる作品があった。『アサシン クリード オリジンズ』ではしゃがんで猫に近づくと主人公バエクが猫に優しくスキンシップ。『アサシン クリード ヴァルハラ』においては、本作『アサシン クリード ミラージュ』と同じく猫を抱き上げて撫でることができた。また『ヴァルハラ』では拠点となるロングシップに猫が居つくようになるイベントも用意されていた。猫とのふれあいは、近年のシリーズでは恒例化していた要素ともいえる。ちなみに発売直後の統計情報のひとつとして動物が撫でられた回数が公開される事例は、過去にも見られた。たとえば『ゴースト・オブ・ツシマ』では、狐が発売後10日時点で880万回、発売後1周年時点では5563万回撫でられたことが報告されていた。
動物が撫でられた回数に限らず、ゲームにおいてはさまざまな統計情報が公開されることがある。開発元によって作品ならではの要素が集計されていることが多く、コミュニティでの一体感を得られる情報といえるだろう。またそうした情報の公開は、販売本数とは違った指標として売れ行きの好調さを示すユニークな手法ともいえそうだ。
『アサシン クリード ミラージュ』は、PC(Epic Gamesストア/Ubisoft Store)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中だ。