マイク必須ホラーゲーム『DON’T SCREAM』発表。叫ぶとリスタート、18分間の恐怖をビビらず耐え抜くボディーカメラ風ホラー

Joure & Joeは10月11日、『DON’T SCREAM』のSteamストアページを公開した。マイク必須かつ叫ぶとリスタートになるという、一人称視点のホラーゲームだ。

デベロッパーのJoure & Joeは10月11日、『DON’T SCREAM』のSteamストアページを公開した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamストアページによると2023年内の発売を予定している。


『DON’T SCREAM』は、一人称視点のホラー短編ゲームだ。本作においてプレイヤーは薄暗い林のなかを18分間歩きまわることを目的とする。ゲーム内を流れる時間は、プレイヤーが移動中にのみ経過する仕様となっている。そのためプレイヤーは18分間のあいだ、迫り来る恐怖の数々に見舞われることとなるのだ。90年代のボディーカメラ風ホラーに影響を受けた本作では、ホラー演出が複数用意されている。複数のホラー演出はプレイごとに異なるため、プレイのたびに新しい演出に巡り合うことができるリプレイ性があるようだ。

本作においてはマイクの使用が必須となっており、プレイヤーの悲鳴や声、荒い吐息などを感知すると強制的にリスタートとなる。そのため、プレイヤーは息を殺しながらホラー演出に耐え忍び、享受する必要があるというわけだ。なおマイクの感度設定は変更が可能。ちょっとした声でさえ拾い上げてしまうほど感度を高くすることもできれば、感度を低くすることもできる。

なおSteamストアページの説明では家族や友人を怖がらせるのにぴったりのゲームともアピールされている。ちなみに本作のリード・プレイテスターは開発者の妻が務めたそうで、「本作をプレイ後療養中です」といった冗談めいたエピソードも。さらに「本作をプレイして下着が使い物にならなくなっても一切の責任を負いません」との注意書きもあり、ホラーゲームとしてかなりの自信作のようだ。


『DON’T SCREAM』の開発を手がけるのは開発者のJoure氏とJoe氏。両氏は親友同士だそうで、現在本作のほかにもDigital Cybercherriesとの共同開発でホラーゲーム『Paranormal Tales』を手がけている(関連記事)。こちらも本作同様にボディーカメラ風の映像手法が取り入れられており、Unreal Engine 5で描かれる美しくも身の毛のよだつ写実的なホラー映像が印象的だ。『DON’T SCREAM』は両氏によるサイドプロジェクトとして発足されたタイトルかもしれない。ボディーカメラ風映像のホラーゲームという点で共通しており、ノウハウが活かされているのだろう。


『DON’T SCREAM』はPC(Steam)向けに開発中で、2023年内に発売予定だ。自らの我慢強さを試してみたい人は、ぜひ本作をウィッシュリストに加えてみてはいかがだろうか。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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