『サイバーパンク2077』近日アプデでPS5版のセーブデータ破損バグ修正へ。ジョニーを「無茶苦茶」呼ばわりするとエフェクト永続バグも修正
CD PROJEKT RED(以下、CDPR)は9月29日、『サイバーパンク2077』PC/PS5/Xbox Series X|S版に向けて近日中にパッチ2.01を配信すると発表した。現在発生している不具合への対処が中心となる。
『サイバーパンク2077』は2020年発売のオープンワールドアクションゲームだ。9月26日には、本作にとって最初で最後の大型拡張パックとなる「仮初めの自由」が配信開始。同拡張パックでは、壁で外部と隔絶された危険地帯ドッグタウンが登場。主人公Vに新たな任務が託され、“新合衆国大統領”を救出することになる。忠誠心と陰謀が絡み合うスパイ・スリラーをテーマにした物語が展開される。また拡張パックに先がけて無料アップデートとなるパッチ2.0も配信。拡張パックだけでなくパッチでも数々の新要素が実装された。
このたび本作に向けて近日中にパッチ2.01が配信予定であることが発表された。パッチ2.0後に発生している不具合が修正される見込みであり、修正内容が一部抜粋されて告知されている。まずPS5版にて発生していたセーブデータ破損に関する問題が修正予定。この問題は、本編のセーブデータを使用して「仮初めの自由」をプレイした場合に発生することが報告されていた。修正までPS5版では「仮初めの自由」では本編セーブデータを上書きせず新しいセーブデータを作成することが推奨されている。
パッチ2.01においては、ファイルサイズ上限を引き上げることでこの問題への対応がおこなわれるそうだ。ただし同パッチを適用してもすでに破損しているデータは修復されないとのこと。パッチ適用までに破損していないセーブデータを手動セーブし、正常なセーブデータを確保するように案内されている。
また次回のパッチでは本編のメインジョブ「Automatic Love/機械仕掛けの愛」の最後のシーンでジョニー・シルヴァーハンドと会話した際、「言ってることが無茶苦茶ね/言ってることが無茶苦茶だな」の会話選択肢を選ぶとRelicの視覚効果が表示され続ける問題が修正されるとのこと。なお現状ではジョニーと会話する前のセーブデータをロードし、上記の選択肢を選ばないという回避策が案内されている。
また今回の発表ではそのほかのパッチ2.01で修正予定の不具合についても一部明かされている。上記の内容も含め、詳細は以下のとおり(公式サイトより引用):
- 「Automatic Love/機械仕掛けの愛」の最後のシーンでジョニーと話す際に、特定の会話選択肢を選ぶとRelicの視覚効果が表示され続ける問題を修正
- 「強奪」でエレベーターに乗って42階に上がる際、FPSが低下していると、Vが底を抜けて死亡する問題を修正
- キーボードとマウスでプレイしている際に、コントローラー用のUIが表示されることがある問題を修正
- 武器を順番に切り替える際に、腕用サイバーウェアに切り替えられない問題を修正
- 「依頼: 特大スクープ」の対象エリアに近づいても依頼が開始されない問題を修正
- ゲーム内の他の音声と比べて、乗り物のラジオのボリュームが小さい問題を修正
- セーブデータのファイルサイズの上限を引き上げ、PlayStation 5の一部で発生しているセーブデータの破損に関する問題を修正。なお、2.01を適用しても、すでに破損しているデータは修復されません。破損してしまった場合は、2.01が配信されるまで正常なセーブデータを確保(破損していないセーブを手動セーブしておく)しておいていただくようお願いいたします。
- PCと家庭用ゲーム機両方におけるパフォーマンスを改善(特にドッグタウン内)
パッチ2.0では、さまざまな新要素追加・システムの刷新がおこなわれ、盛況を博している『サイバーパンク2077』。一方で新たに発生した不具合も報告されており、近日中に配信予定のパッチ2.01ではそれらに対処がおこなわれるようだ。なお国内向けの本作公式Xアカウント、およびCDPRのジャパン・カントリー・マネージャーを務める本間覚氏のXアカウントでは、ユーザーから報告されている不具合への対処方法なども随時案内されている。新たな不具合に遭遇した場合などにはチェックしてみるといいだろう。
『サイバーパンク2077』の大型拡張パック「仮初めの自由」はPC/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中だ。