協力プレイ宇宙家具づくりゲーム『KallaX』好評スタート。最大6人で遊べる、友情と裏切りのわちゃわちゃ作業
デベロッパーのUnexpectedは9月18日、協力型アクションゲーム『KallaX』をPC(Steam)向けに配信開始した。本作にはさっそく高評価がじわじわと寄せられている。
『KallaX』は協力型アクションパズルゲームだ。2人から最大6人まで、オンラインで協力して遊ぶことができる。本作では宇宙船のなかでエイリアンたちが家具の注文を受ける。プレイヤーはエイリアンとなって、時間内に注文の品を納品するため、協力しつつ家具を作ることとなる。
家具の組み立てにはいくつかの部品をあつめ、部品を正しく組み立てる必要がある。そのために必要な説明書があるものの、いちどに読めるのは1人だけだ。部品について、間違った数や名前を伝えてしまうと、いつまで経っても完成しなくなってしまうだろう。
ステージは60種類以上収録。数あるステージのなかでは、個性的なギミックもある。宇宙船の内部がなぜか石鹸のようなもので滑るようになっていたり、区画が繋がっていないために部品の受け渡しを投げておこなわないといけなかったり。宇宙での家具組み立ては一筋縄ではいかないようだ。
『KallaX』では、そうしてステージに翻弄されつつも協力して効率よく家具を作り、スコアを稼ぐことが目的となる。しかし本作には“友情破壊ゲーム”としての側面ももっている。ゲーム内では別のプレイヤーを持ち上げ、部品を投棄するエリアに投げ込むこともできるのだ。コミュニケーションの行き違いなどから対立することもできるものの、クリアのためには避けておきたいところだ。
そんな本作は、本稿執筆時点のSteamストアレビューにて38件中98%が高評価とする「好評」のステータスを獲得している。フレンドと楽しみながら友情を育んだり、あるいは友情を“破壊”したりして盛りあがれる、という点が評価されている。また、操作するエイリアンたちのグラフィックの可愛さを評価する声も見受けられる。まだレビュー数は少ないものの、プレイしたユーザーからの好評を受けている様子だ。
本作を手がけるUnexpectedはフランス・モンペリエに拠点を置くインディーゲームスタジオだ。同スタジオは過去作にアドベンチャーゲーム『looK INside』シリーズや街づくりゲーム『As Far As The Eye』を送り出しており、そのどちらも高評価を獲得している。本作にも同スタジオの持ち味としているかわいらしい雰囲気の絵柄を採用。スタジオにとってマルチプレイを主体とした挑戦的な新作となったものの、アートワークやゲームプレイがユーザーの好評を獲得しているかたちだ。
『KallaX』はPC(Steam)向けに配信中だ。また9月26日までリリース記念セールをおこなっており、定価から10%オフの税込1215円で購入可能だ。