『スターフィールド』今後のアプデ計画発表。都市のマップ機能・“食べるボタン”・NVIDIA DLSS対応などいろいろ実装へ
Bethesda Game Studiosは9月14日、『Starfield(スターフィールド)』に向けた最初のアップデートを配信した。不具合修正が中心のホットフィックスとなっている。またパッチノートにおいては今後のアップデート計画も紹介。超解像技術DLSSへの公式対応や、都市のマップ機能実装などが例として挙げられている。
『スターフィールド』は、『The Elder Scrolls』シリーズや『Fallout』シリーズの開発で知られるBethesda Game Studiosが手がけるRPGだ。本作では人類が太陽系外に進出している2330年の世界を舞台に、プレイヤーは希少なアーティファクトを求める宇宙探検家集団コンステレーションの一員として、広大な宇宙の星々を冒険することになる。
今回、本作に向けた最初のアップデートが配信開始された。不具合修正が中心のホットフィックスとなっている。メインミッションが進行不能となる不具合や、ミッションが表示されなくなる不具合が修正。またゲームの安定性とパフォーマンスの改善がほどこされたほか、Xbox Series X|Sのインストール時の安定性も改善しているという。
そしてパッチノートにおいては、今後のアップデート予定についても説明されている。開発元はユーザーからのフィードバックを認識しており、要望の多い要素を今後の定期的なアップデートにて実装予定だという。実装が計画されている要素として挙げられたのは以下のとおり。
明るさとコントラストの調整
HDR調整
FOV(視野角)調整スライダー
NVIDIA DLSSへの対応(PC版)
32:9ウルトラワイドディスプレイへの対応(PC版)
食べ物を“食べる”ボタン(Eat button for food)
本作はいわゆる超解像技術として、現時点ではAMDが手がけるFSR(FidelityFX Super Resolution)のみに対応している。PC版においてはNVIDIAが手がけるDLSSへの対応を望む声が散見され、本作をDLSSに対応させる非公式Modも配信されて人気を博す様子も見られる(関連記事)。開発元もそうした状況を認識しており、公式サポートに向けた取り組みが進められているようだ。
またFOVの調整スライダーも、ほかのFPS作品でFOVを広げて遊んでいるユーザーにとっては嬉しい機能だろう。パッチノートでの表記を見るにPC版と限定されておらず、Xbox版でも調整できるようになるかもしれない。また食べ物を食べるボタンについては、現状では食べ物を拾ったあとインベントリから使用する必要がある。拾う代わりに直接食べられる操作が可能になるのかもしれない。
今回の発表では上記のほか、すぐには対応できないものの将来的に実現したい要素として、都市のマップ(City Maps)が挙げられている。本作ではさまざまな建物が含まれる都市が複数登場。一方でマップがないため、どこに何の建物があるか確認できなかった。マップが実装されれば、街の探索や利用したい店舗を探す際に便利な機能となりそうだ。
そのほかさらなる安定性やパフォーマンスの向上に向けて、パートナーシップを結んでいるAMDだけでなく、NVIDIAとIntelとも密接な協力のもとドライバーのサポートが取り組まれているとのこと。各社のGPUのドライバーのアップデートなどでも、本作の安定性・パフォーマンスは改善されていくかもしれない。
リリースから1週間余りが経過した『スターフィールド』。アップデート方針としては、当面は進行不能バグや安定性の問題に確実に対処することと、要望の多いQoL機能の追加が計画されているそうだ。また『The Elder Scrolls V: Skyrim』や『Fallout 4』で展開されたような、すべてのプラットフォームで動作するビルトインModサポート(Creations)実装に向けた取り組みも進められているとのこと。今後のアップデート展開も注目されるところだろう。
『Starfield(スターフィールド)』は、PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに発売中だ。Xbox/PC Game Pass向けにも提供されている。