ゲームプレイで性格分析『Refind Self: 性格診断ゲーム』発表、11月発売へ。人型ロボットが自身と向き合う、『7 Days to End with You』開発者新作

PLAYISMは9月10日、『Refind Self: 性格診断ゲーム』を正式発表した。ゲーム内の行動でプレイヤーの性格が診断されるという、アドベンチャー型性格診断ゲームである。

弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMは9月10日、『Refind Self: 性格診断ゲーム』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/iOS/Androidで、2023年11月にリリース予定。発表にあわせて、Steamのストアページやトレイラーなども公開中だ。なお本情報は、PLAYISMによるオンラインイベント「PLAYISM GAME SHOW 2023.9.10」内で発表されたものだ。

『Refind Self: 性格診断ゲーム』は、探索型アドベンチャーゲーム内の行動でプレイヤーの性格が診断されるという、アドベンチャー型性格診断ゲームである。本作の舞台は、さまざまな目的で造られたロボットたちが存在する世界。主人公は、人間のような見た目をしたロボットだ。本作で主人公は、自身を造り出した博士との思い出の場所をたどり、ロボットたちと交流。そうした中で、博士が望んだ未来や託されたものが何だったかを解き明かすことになるようだ。



人のような見た目の主人公は、ロボットたちの世界を自由に探索していく。本作で主人公は、気の向くままに移動や会話、調査やミニゲームなどに挑めるという。公開されているスクリーンショット内では、博士の計画を守ろうと鳥と戦うようなシーンや、カフェでお駄賃をもらっている場面などが確認できる。ドット絵によるグラフィックと共に、幅広い探索が描かれるようだ。

また発表トレイラー内にて、本作の目的はプレイヤーの性格を測ることだと謳われている。ゲームオーバーはなく、正しいゲームプレイや間違った進行なども存在しない。性格の分析は行動の度に進行し、完了するとゲームクリア。共有可能な結果IDと共に、診断結果が発表されるそうだ。要素としては、診断結果はIDのシェアにより、誰かの結果との比較も可能。一度ゲームクリアとなった後も、より詳しい結果を知るため、あるいは物語の真実を知るために、再びプレイすることもできるそうだ。



本作を手がけているのは、国内の個人開発ゲームクリエイターLizardry氏だ。プレスリリースによると、同氏はソーシャルゲーム会社でディレクターとして作品に携わったあと、インディーゲームクリエイターとして独立。個人開発だからこその独創性でアイデアを形にして、ほかに類を見ないゲームの開発を目指しているそうだ。

過去作としては、2022年に『7 Days to End with You』をリリースしている。同作はSteamのユーザーレビューにて、記事執筆時点で997件中92%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。「日本ゲーム大賞2022」のゲームデザイナーズ大賞でも2位に選ばれるなど、プレイヤーと業界関係者の双方から評価されてきた。

本作『Refind Self: 性格診断ゲーム』においては、開発中の作品として同氏のX(Twitter)アカウントにて一部スクリーンショットなどが公開されてきたが、今回正式にお披露目となっている。本作では「ゲームって性格が出るよね?」といった疑問をテーマに、そのゲーム化へ挑戦。人によって異なるゲームプレイ中の行動や選択によって性格を診断する、データサイエンスなゲームプレイが待ち受けているようだ。

また本作は、一般向けには9月23日より開催される「東京ゲームショウ2023」に出展予定。PLAYISMブース内に設置予定の体験版をプレイすると、本作に使用されている性格アイコンをデザインしたマスキングテープがプレゼントされるそうだ。さらに試遊者を対象としたX(旧Twitter)キャンペーンも実施予定となっている。なお会場でプレイ可能な体験版は製品版と異なり、所定のゲームプレイに達すると必ず性格診断が実施されるそうだ。


Refind Self: 性格診断ゲーム』は、2023年11月のリリースに向けて開発中。PC(Steam)版税込880円、iOS/Android版税込550円での発売が予定されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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