メイド喫茶運営スローライフ『電気街の喫茶店』2024年発売へ。個性派メイドたちとの忙しない日常と、大阪日本橋“オタロード”デート
弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMは9月10日、『電気街の喫茶店』を新たなパブリッシングタイトルとして発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年に発売予定。大阪・日本橋に店舗のある企業とのタイアップや、新トレイラーも公開されている。
『電気街の喫茶店』は、上海のデベロッパー冒険者酒館が手がける、メイド喫茶スローライフADVである。本作の舞台は、大阪・日本橋のメイド喫茶。主人公はブラック企業を退職し、衣食住を失った人物だ。主人公はある日、日本橋の片隅にある潰れかけのメイド喫茶「ふわふわ喫茶店」に行き着き、メイドのシロと遭遇。ちょっとしたきっかけから、店長代理としてメイド喫茶を経営することになる。
ふわふわ喫茶店のメイドとしては、重度のアニメ・ゲームオタクで、憧れの可愛いメイドになろうと努力しているシロ。シロのオンラインゲームフレンドであり、料理を食べるのも作るのも好きなゲームオタクギャルのミユ。意味深な言葉で主人公を従順な使い魔にしようとする、ミステリアスなゴスロリ少女ファフナ。実家の神社で働く関西弁の巫女兼メイドのほのかが登場。オタクショップが立ち並ぶ日本橋で、可愛いメイドさんたちが織り成すふわふわ日常系ストーリーが展開されるそうだ。
店長代理となった主人公は、メイド喫茶を運営していく。店長の仕事としては、まずはメイドたちに仕事を割り振るようだ。たとえばサービス精神豊富なシロはホール、料理が得意なミユはキッチンといった具合に、メイドたちにそれぞれ適した仕事を担当してもらう。日々の運営においては、店長自身も店の業務をサポート。食材を選んでコーヒーを用意したり、メイドたちの接客を手伝ったりなど、共に喫茶店を回していくようだ。
またヒロインであるメイドたちとは、デートに出かけられる。アニメショップやゲームセンターなど、日本橋の街でヒロインたちと過ごせるようだ。要素としては、日本橋各地にはガチャが設置されており、缶バッジなどのグッズが入手可能。日本橋の街や可愛らしいメイドたちなど、日常を彩るドット絵のグラフィックも特徴だろう。メインヒロインである4人のメイドたちについては、ボイスも用意されている。そのほか今回の発表を見るに、以前はRPGと表現されていたジャンルが、スローライフADVへと変更されているようだ。
本作を手がけているのは、冒険者酒館である。冒険者酒館は、夜は開発資金のためにゲームバーもやっているという、中国・上海のデベロッパーだ。冒険者酒館の代表である劉博文氏は横浜出身の中国人(弊誌インタビュー記事)。大阪の日本橋やメイド文化などが好きで、コロナ以前は日本橋に月に一度は訪れていたという。日本橋のオタク文化などをゲーマーに伝えたいこともあり、ゲームの舞台が日本橋になったそうだ。
今回の発表ではそんな本作の販売を、大阪を拠点に活動するパブリッシングブランドPLAYISMが担当すると明らかになった。また本作と現地に実在する企業のタイアップも発表された。日本橋の雰囲気を再現するため、レトロゲームなどを扱う「スーパーポテト」やカードショップ「ドラゴンスター」、駿河屋、ソフマップ、カラオケレインボーなどがゲーム内に登場。ヒロインとのデートや買い物で店舗に足を運べるようだ。新しく公開された画像やトレイラー内でも、タイアップの一端が確認できる。
そのほか本作は、一般向けには9月23日より開催される「東京ゲームショウ2023」に出展予定である。PLAYISMブースにて、本作冒頭の街歩きパートがプレイできる体験版が設置予定。試遊するとメイドたちのブロマイド写真や「ふわふわ喫茶店」のポイントカードがもらえるそうだ。