『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』ゾウマリオを苦しそうに背負うヨッシーに注目集まる。重すぎて真顔なヨッシー、さらにひどい目にあう

任天堂は8月31日、『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』の最新映像を公開。このなかでは、ゾウマリオがヨッシーに乗ることが可能なシステムがお披露目。ヨッシーの苦しそうな表情や姿勢に注目が集まり、ネットミームのような状態になっているようだ。

任天堂は8月31日、『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』(以下、マリオワンダー)の最新映像を公開した。このなかでは、ゾウマリオがヨッシーに乗ることが可能なシステムがお披露目。巨体のゾウマリオに飛び乗られたヨッシーの苦しそうな表情や姿勢に注目が集まり、ネットミームのような状態になっているようだ。


『マリオワンダー』は横スクロールアクションである『スーパーマリオブラザーズ』シリーズの新作だ。本作ではマリオたち登場キャラクターが特別な能力をもったいろいろな姿に変身可能。新たなパワーアップ要素として、「ゾウ変身」「アワ変身」などが登場するという。ゾウに変身すると長い鼻と大きな身体に変わり、鼻を使った攻撃や、水を吸いあげ草花にまくことができるようになる。

また本作にはマリオやルイージのほか、キノピオやピーチ、デイジー、ヨッシーなどシリーズ最多とされる12種類のプレイアブルキャラが用意。「おすそわけプレイ」にて最大4人までのオフラインマルチプレイが可能だ。マルチプレイ時には、ほかのプレイヤーが操作するヨッシーの背中にジャンプすると、ヨッシーに乗ることができる。ここでヨッシーの上に乗れるのは通常のキャラクターに限った話ではない。ヨッシー同士でも、そして巨大な体が特徴のゾウマリオでさえも乗れてしまうというのだ。


ゾウマリオがヨッシーに乗る瞬間はトレイラーにも収められている。ゾウマリオを背負う瞬間、ヨッシーの姿勢が前のめりになり、目が見開きいつもはにこやかな表情も消えたように見える。さらに重量に耐えるためか、直前にキノピコやヨッシーが乗っていたときよりも、両足の幅が広がっていることがわかる。そして踏ん張っているためか、心なしか腕に力が入っているようでもある。

自分の数倍の体躯を誇るゾウマリオを必死に背負うヨッシーの仕草のシュールさからか、今回の映像は多くの反応を集めている。またトレイラーの当該箇所を切りとったMADや動画が多く作られ、SNS上で共有されている。


たとえば上のポストでは、ゾウマリオが乗った瞬間にヨッシーが致命打を負い、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の撃墜演出と共に退場。ゾウマリオが飛び乗った衝撃は『スマブラ』では撃墜されるほど痛烈な一撃になるのではないか、といった印象からだろう。そのほかヨッシーに飛び乗った瞬間に、“天国”へのイメージや頚椎が折れるCG映像がカットインする動画など、ヨッシーの悲哀を表すさまざまな動画が投稿されている。ヨッシーにゾウマリオが飛び乗る映像は、さっそくネットミームのように扱われ始めている様子だ。

ちなみに、ヨッシーはかねてよりネットミームとして注目されがちなキャラクターでもあった。ネットミームの一例をあげると、『スーパーマリオワールド』などでは、ヨッシーから降りるときのジャンプを高所への到達に使う、いわゆる“乗り捨て”というテクニックが存在。谷底に捨てられるヨッシーを描いたイラストや動画が散見される。

ほかにも『マリオテニス エース』で負けたときの打ちひしがれたような表情といった哀愁ただよう仕草や、かわいそうな場面が多くミームとして取り上げられている(関連記事)。『マリオワンダー』でも同様に、無邪気でかわいいヨッシーが不憫な目にあっているギャップが、かわいそうながらも笑いを誘ってしまうのだろう。


なお幸いにも、トレイラーを見る限り『マリオワンダー』のヨッシーがゾウ変身したキャラクターを背負うことによってデメリットを受けている様子は見られない。撃墜されたり背骨が折れたりなどはしておらず、むしろゾウマリオを背負ってジャンプまでおこなっている。また公式説明いわく、本作のプレイアブルキャラのうちヨッシーとトッテンはダメージを受けないそうで、アクションゲームが得意でないプレイヤー向けにおすすめのキャラとなるそうだ。

パワフルさを見せてくれそうなヨッシーながら、やはりゾウマリオを背負ったときの表情はつらそうである。ゾウに変身したキャラを背負うヨッシーがあまりにもかわいそうだと感じたら、「ゾウ変身をしたらヨッシーに乗らない」といった“縛りプレイ”で挑んでみるのもいいかもしれない。

『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』は10月20日、Nintendo Switch向けに発売予定だ。




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Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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