『スターフィールド』において、ベセスダ作品恒例行事の「バケツをNPCにかぶせる」遊びが流行る。ただ仕事に従事していただけなのに
『Starfield(スターフィールド)』の海外コミュニティを中心に、NPCにバケツを被らせる遊びが流行っているようだ。「Bethesdaらしさ」あふれるゲームプレイに国内外から多くの反応があがっている。
『スターフィールド』はBethesda Game Studiosが手がけるオープンワールド宇宙探索RPGだ。本作は日本時間の9月1日よりPremium Edition以上を対象にアーリーアクセスが開始。通常版は9月6日に配信開始予定だ。同スタジオが、25年ぶりに手がける完全新規RPGということもあり、アーリーアクセス時点でおよそ24万5000人の同時接続数を記録するなど、大きな注目を集めている(SteamDB)。そんな本作の海外コミュニティにおいて、NPCとバケツを使った遊びが流行っているようだ。
話題のきっかけとなったのは、とあるユーザーの投稿だ。RedditユーザーのPotential-Zucchini30氏が掲示板に投稿した動画は、同氏がNPCである炭鉱作業員の頭にバケツを被らせている一部始終が収められている。作業員は「Just trying to get through my shift(シフトを終わらせたいだけだ)」と勤勉に努めている傍ら、プレイヤーによる妨害を受けているという、なんともシュールな映像だ。バケツという雑貨用品をNPCの頭に“勝手に”被せられるという自由度の高さに、同氏は「これだけでこのゲームが大好きになる」と同スレッドタイトルにてコメントしている。
『スターフィールド』において、プレイヤーは雑貨用品などに“ボタン/キー長押しによってインタラクトする”ことで、そのオブジェクトを移動させることができる。テーブルの上に置いてあるペンや紙など、移動できるものは数多く存在する。ユーザーのなかには雑貨用品のみならず、キャラクターの死体などを動かせる。そんな自由度の高い本作のシステムは同スレッド内で、「Bethesdaらしい自由度の高さだ」と称賛の声を集めているようだ。
本作を手がけるBethesda Game Studiosは、過去に『Fallout』シリーズや『The Elders Scroll』シリーズを手がけたゲームデベロッパーだ。本作同様に過去作品においても、そのゲームプレイの自由度の高さには定評がある。NPCにバケツを被せられるという動作も、本作ならではの動作というわけではない。『The Elders Scroll V: Skyrim』においてはバケツを使ってNPCの視線を遮ることで、アイテムを白日のもとで盗むことも可能であった。
『スターフィールド』においては、残念ながらバケツを被せても視線を遮ることはできず、万引きやスリをおこなうと見つかってしまう。しかし、アイテムを自由に移動して、あるいはNPCに被せてしまうことができるといった、高い自由度のゲームシステムは健在というわけだ。遊び心溢れ、細かなディテールにも凝った本作を手にしたプレイヤーが、今後どのような裏技や遊び方を見つけてくれるのか注目したい。
『Starfield』は、PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに9月6日発売予定。Xbox/PC Game Pass向けにも提供される。Premium Edition以上のバージョンを予約購入したユーザーを対象とした先行プレイはすでに提供されている。自由度が高い本作の宇宙旅行でプレイヤーはどのような遊び方を見つけだすのだろうか。