食べ物で遊ぶゲーム『Nour: Play with Your Food』9月12日発売へ。美味しそうな料理でメチャクチャに遊び、自分だけの“アート”を作る

Panicは8月30日、『Nour: Play with Your Food』を9月12日に発売すると発表した。本作は食べ物を使って自由に遊ぶ、シミュレーションゲームだ。

パブリッシャーのPanicは8月30日、Terrifying Jellyfishが手がけるフード・シミュレーションゲーム『Nour: Play with Your Food』を9月12日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/PlayStation 4/PlayStation 5。ゲームは日本語にも対応している。


『Nour: Play with Your Food』は食べ物を使ったシミュレーションゲームだ。プレイヤーは用意された3Dのリアルな食べ物や料理に対してエフェクトや演出を加える。出来上がったポップコーンをばらまいたり、ハンバーガーの具をひたすら積み上げたりなどできる。

現実でポップコーンをばらまけば、食べ物が無駄になってしまうし、片付ける必要もあるだろう。また食べ物で遊ぶこと、特に粗末に扱うことについてはやましい行為でもある。しかし、このシミュレーションゲームのなかでは、そういった行為を咎められることもなければ、無駄になる食べ物も存在しない。時間制限やスコアなどの概念もないため、気の向くままに、自由に食べ物で遊ぶことができるというわけだ。


本作では、初めにプレイヤーは、回転テーブルの上に並んでいるメニューを選ぶ。その後、画面上に選んだ料理が登場するので、ボタンやキーを押してアクションをおこなう。実行できるアクションは各料理にそれぞれ別のものが割り当てられている。たとえば、ラーメンであれば麺やチャーシュー、ナルトなどを召喚可能。ポップコーンであれば、コーンを弾けさせてポップコーンを完成させることができる。遊び方はそれだけではない。食べ物で遊んでいるとゲージが貯まり、魔法を唱えられるようになる。料理を大きくしたり、燃やしたりなどといった魔法を使え、さまざまな遊び方ができる。

そして料理をするには当然道具が必要になる。本作では包丁やガスバーナー、食べ物のサイズを変える光線銃といったキッチンツールが用意されている。活用することで料理を自分好みのスタイルにアレンジすることも可能だ。



また本作では、フォトモードも実装されている。豪快にアレンジした料理を写真として収めることもできるが、美味しそうにレイアウトを調整し、“映える”料理を作り上げてもいいだろう。

本作を手がけるTerrifying Jellyfishは、アメリカ・セントルイスに拠点を置く個人開発者のTj Hughes氏によるデベロッパーだ。2016年2月にはバクテリアとして獲物を捕食し成長するゲーム『Feesh』をリリースしており、シンプルなゲームプレイなどが一定の評価を受けている。

同デベロッパーの2作目となる本作『Nour: Play with Your Food』は、2017年9月よりKickstarterにてクラウドファンディングキャンペーンを実施。30日間で目標額の2万5000ドルを超える2万9011ドル(約425万円・現在のレート)を集めていた。期待をかけられて開発されてきた作品がこのたびついにリリースを迎えるわけだ。

『Nour: Play with Your Food』は9月12日にPC(Steam/ Epic Gamesストア)/ PS4/PS5で発売予定だ。またSteamでは現在デモ版が配信されている。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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