動物真理追求ホラーアクション 『Paw Paw Destiny』9月11日より早期アクセス開始へ。犬と猫が人間社会の闇と宇宙の謎を暴く
デベロッパーのDaiyu.studioは8月28日、2Dアクションアドベンチャー『Paw Paw Destiny』を9月11日より早期アクセスタイトルとしてPC(Steam/Epic Gamesストア)で配信することを発表した。ゲームは日本語対応しており、正式版はNintendo Switchでも配信予定だ。
『Paw Paw Destiny』はドット絵で繰り広げられる2Dアクションゲームだ。プレイヤーは犬と猫を操作し、世界中を旅する。道中では囚われた動物たちを解放したり、社会問題を解決したりする。
ゲームプレイの一例を紹介しよう。たとえばデモ版だと、ゲームを始めるとプレイヤーは「LoveHeart」と呼ばれるスキルを手に入れる。使うとハートを前方に打ち出すスキルだ。打ち込むことで人の心を満たし、幸せな気持ちにさせたり立ち直らせたりする。使える数には制限があるため、話を聞いたり様子を見たりして、使用するタイミングを考える必要がありそうだ。ほかにも進行していくと「Paw」というパンチをする能力を手に入れることができる。犬猫パンチは、捕らわれた動物たちの解放や、悪人の成敗に活用できる。といったように、独特なシステムでゲームが展開されるのだ。
ゲームは1話完結型のStoryモードと、ランダム生成でプレイするTravelingモードが存在する。Storyモードは1章約10分の18章のストーリーとなっている。社会問題などについてのブラックユーモアが交えられており、それらを解決しつつ、裏でうごめく宇宙の謎を解き明かすことになる。
Travelingモードはさらに2つのモードに分かれている。ゆったりと各地をめぐるTourismモードは訪れた場所の伝統料理や音楽を楽しむことができる。いっぽう、Exorcismモードは高難易度で、アイテム収集やキャラ強化といった要素がある、ベルトスクロールのアクションゲームモードとなっている。
作中では、敵は人間の内側に存在するエゴや心の弱さなどとされている。罪が凶暴になってプレイヤーである犬猫に襲いかかってくる。敵に対してスキルなどを使い、カルマを落とす必要がある。しかし、ごく少数ながら心清き存在もおり、プレイヤーは彼らの美しい魂を咲かせる役割を果たすことになる。
敵が落としたカルマは、ピンボールのようなミニゲームなどをプレイすることで地獄に送り返す。ポイントを稼ぐこともでき、アイテムや衣装を購入し、自由にカスタマイズすることができる。犬猫は100を超える種類があり、そのうえ模様や色合いも変更できるとのことだ。
また本作を購入すると、収益の一部が、世界中の信頼できる動物保護施設に寄付されるとのことだ。賛同する人は、購入して支援するのもいいだろう。
『Paw Paw Destiny』はPC(Steam/Epic Gamesストア)で9月11日より早期アクセス可能だ。現在デモ版がSteam/Androidでプレイ可能だ。正式版はNintendo Switchでも配信される。