『ウマ娘』来週のバランス調整で、新たなレースの仕組みが登場。スタミナ/持久力の関わる3種類の新システム
Cygamesは8月17日、『ウマ娘 プリティーダービー』にて8月24日に実施予定のバランス調整の続報を公開した。同バランス調整では保健室の強化などに加えて、一部レースの仕組みが変更。新たなシステムとして「スタミナ勝負」および「位置取り調整」が追加されるそうだ。これまで以上に持久力やスタミナの重要度が高まると思われる。
『ウマ娘 プリティーダービー』は、名勝負や記録を刻んだ競走馬たちの名前や魂を受け継いだウマ娘たちが織り成す、クロスメディアコンテンツだ。ゲーム版では、プレイヤーがトレーナーとなってウマ娘たちを育成。育成シミュレーションゲームとして、トレーニングやレースに挑むウマ娘たちの3年間が描かれている。
今回の発表では、2.5周年にあわせて実施予定のバランス調整の続報が公開された。同発表によると、バランス調整の大きな変更としては、スタミナ勝負/位置取り調整/リード確保システムの追加がおこなわれるようだ。
まずスタミナ勝負システムは、ラストスパート中の最高速度を引き上げる仕組みである。一部の距離のレースで、スタミナ1200を超えたウマ娘が発動可能。レースの距離が長いほど、スタミナとパワーの成長したウマ娘ほど、最高速度を引き上げる度合いが大きいという。条件となるパラメータのスタミナ1200についてはやる気やスキルの影響を受けるため、スキルで1200以上に達していれば発動できるケースなども存在するようだ。スタミナ勝負によって、スタミナがラストスパートの開始だけでなく、最高速度にも影響を及ぼすようになるわけだ。
続いて位置取り調整は、発動するとウマ娘が持久力を使って速度を上げる新システムだ。位置取り調整はレース中盤において、先頭のウマ娘との距離が大きく開いているか、近くにウマ娘がいる際に発動する。条件のうち、先頭のウマ娘との距離が大きく開いている場合は、ウマ娘の賢さに応じて位置取り調整が発動しやすくなる。ウマ娘が先頭との距離が開いていると判断する距離は、レースの距離と作戦に応じて変化。作戦「逃げ」のウマ娘が距離を条件に位置取り調整を発動する場合、近くに同じ作戦のウマ娘がいなければ、速度を引き上げる度合いが大きくなるという。作戦「逃げ」のウマ娘が、大逃げに差を着けられているケースなどで、距離を詰めやすくなるのかもしれない。
近くにウマ娘がいる場合においては、ウマ娘の根性/近くにウマ娘が多い/近くに同じ作戦のウマ娘が多い場合に、位置取り調整が発動しやすくなる。また位置取り調整と関連して、持久力温存状態が存在している。同状態になった時、ウマ娘は最後まで全力でレースを走るため全力で持久力を温存し、位置取り調整を発動しないという。要素としては、賢さが高いウマ娘ほど持久力温存が必要だと気づけるほか、持久力温存状態になったあとに回復すると、再度位置取り調整が発動する場合もあるとのことだ。
リード確保システムは、レース中盤に持久力を使って速度を引き上げる仕組みだ。リード確保は、ウマ娘が自分より後ろを走る作戦を選んだウマ娘に対して、十分なリードを確保できていない時に発動する。根性が高いウマ娘や、近くに同じ作戦のいない作戦「逃げ」のウマ娘については、リード確保時に大きな効果を発揮。リード確保の発動には賢さが関わるほか、ウマ娘がリードを確保できていないと判断する距離はレースや作戦によって異なるそうだ。「追込」以外の作戦のウマ娘が、より後ろに対して差をつけやすくなるのだろう。
3つの新システムはいずれもスタミナや持久力が関係しており、これまでよりもスタミナの重要性が高まるものと思われる。『ウマ娘 プリティーダービー』においてスタミナや持久力は、トレーナー間ではラストスパートの開始などに関わるパラメータとして捉えられている。コースを走り切るための持久力は必要であるものの、過剰なスタミナをもっていてもあまり意味はないと考えられてきた。そうした中、2.5周年にあわせてスタミナ/持久力の関わる3つのシステムが登場することで、育成の流行が変化するかもしれない。
また8月24日のバランス調整では、いわゆる通常タイキシャトルの固有スキル「ヴィクトリーショット!」の効果時間が延長。育成中のコマンド「保健室」で必ずバッドコンディションが一つ解消されるようになるほか、一部のやる気が下がる育成イベントが2回以上発生しなくなる、目標レース出走後のイベントでマイナス効果スキルが付与されなくなるといった変更もおこなわれる。なお調整内容の全文については公式サイトを確認してほしい。
『ウマ娘 プリティーダービー』は、PC(DMM GAMES)/iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中。バランス調整は8月24日に実施予定だ。