『ブルーアーカイブ』にて「モモトークAI会話」なる機能が研究中か。AIの導入で、生徒たちと日常会話が可能になりそうな研究開発中機能

Yostarより配信中の『ブルーアーカイブ -Blue Archive-(ブルアカ)』と関連して、「モモトークAI会話」なるモノが開発中であるようだ。韓国NEXON Gamesの事業報告書内の記載が一部ユーザーから注目を集めている。

国内向けにはYostarより配信中の『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』(以下、ブルーアーカイブ)と関連して、「モモトークAI会話」なるモノが開発中であるようだ。韓国NEXON Gamesの事業報告書内の記載をもとに、X(Twitter)上にて一部ユーザーから注目を集めている。


『ブルーアーカイブ』は、韓国のNEXON Gamesが開発している、学園×青春×物語RPGである。本作の舞台は、数千の学園によって形成されている超巨大学園都市キヴォトスだ。キヴォトスでは連邦生徒会の運営の下、ヘイローと呼ばれる光輪を頭上に浮かべた生徒たちなどが暮らしていた。しかし、ある日連邦生徒会長が失踪してしまう。

本作でプレイヤーは、そんなキヴォトスへ連邦捜査部シャーレの顧問として赴任。生徒たちの先生として、キヴォトス各地で発生する問題に関わることになる。キヴォトスの日常と危機、生徒たちの青春が描かれていく。多数の少女たちがキャラクターとして登場するほか、バトルではストライカー(前衛)4人とスペシャル(サポート)2人の6人を編成してバトルを展開。こだわりの感じられるキャラクターデザインやいわゆるガチャ相当の「募集」なども特徴だろう。

また本作には、ゲーム内に「モモトーク」という機能が存在している。モモトークは生徒たちとチャットできると謳われている、作中におけるメッセージアプリだ。先生であるプレイヤーの元には、所持している生徒たちから絆ランクなどに応じて新しいメッセージが送られてくる。メッセージアプリ風のUIやテキストによって、先生と生徒たちの交流が表現されているわけだ。


そんな『ブルーアーカイブ』と関連して、モモトークAI会話なる機能が研究開発されているようだ。モモトークAI会話は、収集したキャラクターとの1対1の会話をAIによって実現する機能だという。現在のモモトークでは、シナリオライターや翻訳者により、絆エピソードの流れなどにあわせたテキストが用意されている。モモトークAI会話は、そうしたストーリーにあわせた決まったメッセージだけでなく、AIの導入によって日常的な会話の実現を目指して研究されているようだ。

筆者が確認した限りでは、モモトークAIに関する項目は韓国NEXON Gamesの2023年8月公開の半期報告書(2023.06)、5月公開の四半期報告書(2023.03)、3月公開の事業報告書(2022.12)に存在。いずれも研究開発実績として記載されていた。なお研究開発中の内容であるため、今後『ブルーアーカイブ』にモモトークAI会話が登場するかは不明な点は留意されたい。一方で興味深い研究がおこなわれているのはたしかであり、今後ユーザー向けに公式発表されるかは注目されるところだろう。

ブルーアーカイブ -Blue Archive-』は、iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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