『Apex Legends』新シーズンで「マスター軌道多すぎ」マッチが多数報告される。“100万人以上”のマスターランク到達者、一斉に飛び立つ
Respawn Entertainmentは8月9日、『Apex Legends』にてシーズン18「リザレクション」を開幕した。新シーズンではさまざまな新要素が見られるなか、「マスターランクのダイブ軌道のプレイヤーが多すぎる」現象が注目を集めている。
『Apex Legends』シーズン18「リザレクション」では大きな変更として、レヴナントの戦術・アルティメットアビリティが刷新。チャージライフルの性能が大幅に変更されたほか、ディスラプター弾が復活してオルタネーター、およびピースキーパーに装着可能になるなど、さまざまな変化が加わった。
SNS上ではユーザーたちが早速シーズン18でのプレイの様子を投稿し始めている。そんな中で新シーズンでは“マスター軌道のプレイヤーが多すぎる”ことが国内外で注目を集めている。下記Redditユーザーは「マスター軌道を付けていないのは自分だけだったと思う(笑)」と述べつつ、異様な光景を紹介している。
上記Redditユーザーはカジュアルマッチ開始時の様子を動画で投稿。カジュアルマッチということもあり、多数のプレイヤーがドロップシップから早々に降下していく。投稿者の味方2人を含む多くのプレイヤーが同じダイブ軌道を放っており、その色は煌々と輝く紫色。ランクマッチにおいて最高ランク・プレデターに次ぐ、マスターランクに到達した者に贈呈されるダイブ軌道である。
ダイブ軌道は前シーズンのランクマッチにおける最終到達ランクに応じて贈呈される。そしてシーズン4以降、ダイブ軌道は期間限定のアイテムとなっており、使えるのは贈呈されたシーズン中のみ。つまり上記の動画中でシーズン17でのマスターランク到達者に与えられるダイブ軌道を身に着けていたプレイヤーは、すべて前シーズンのマスターランク到達者なわけだ。
また国内でもマッチ内にマスター軌道が多いことを報告するユーザーが散見され、国内X(旧Twitter)上では「マスター軌道」のワードが一時トレンド入り。先述のとおりマスターランクは本作において2番目に高いランク。本来であれば希少なはずのマスター軌道のプレイヤーが多すぎる原因は、シンプルに前シーズンのマスターランク到達者が“多すぎた”ことに起因している。
前シーズンであるシーズン17ではランクマッチの仕様が大幅に変更され、従来のランクポイント(RP)が廃止され、代わりの指標となるラダーポイント(LP)が登場した。ランクマッチでのポイント獲得量にも変化が加わり、キル数を増やすのではなく高い順位に到達することで従来以上のポイントを獲得可能となった。
またシーズン17では各ランクでの参加LPが35に一律化。高ランクでも低い順位で敗北した場合に失うLPが少なく、かつ高い順位で獲得できるLPが多いことから、マスターランクに到達するプレイヤーが以前のシーズンに比べて急増。本作のデータ集積サイト「Apex Legends Status」のX(旧Twitter)アカウントがマスターランク到達者が100万人を突破したことを報告し、注目を集めていた(関連記事)。
そのためシーズン18でマスター軌道だらけのマッチが多数報告されているのは、前シーズンにてマスターランク到達者を増やし過ぎたランクマッチのLP獲得量バランスに起因しているのだろう。なお前シーズンでのLP獲得量バランスについての批判を受け、今シーズンでは全体的なLP獲得量が減少。さらにダイヤランク以上では11位以下でのLP減少量が大きくなっており、よりランクを上げにくくする調整がおこなわれた(公式パッチノート)。今シーズンではマスターランク到達者は、少なくとも前シーズンより減少すると見られる。
またシーズン18からは、ランクマッチでの到達ランクに応じた報酬からダイブ軌道が削除。シーズン19では、今シーズンの到達ランクに応じてダイブ軌道の代わりにバナーが贈呈される見込みだ。この変更は、ダイブ軌道を身に着けた猛者に対して、ほかの部隊と結託して一斉に近接攻撃で襲いかかる、フェアではない戦い方が多く見られたためだという(関連記事)。
一連の変更により、同じダイブ軌道のプレイヤーたちが数多く降下する光景は今シーズンで見納めとなることだろう。鮮やかな紫色の軌道が飛び交う異様な戦場の様子を、思い出として残しておくといいかもしれない。
『Apex Legends』シーズン18「リザレクション」は本日より開幕している。