『デスティニーチャイルド』9月21日にサービス終了へ。終了後は、観賞用アプリがリリース
SHIFT UPは7月20日、『デスティニーチャイルド』のサービスを、9月21日11時に終了すると発表した。7月20日のメンテナンス後より、ショップの販売が終了予定。9月22日以降にはメモリアルアップデート(観賞用アプリ)の提供が予定されている。今後ユーザーに満足してもらえるサービスの継続が困難であるとの結論から、サービス終了が決断されたようだ。
『デスティニーチャイルド』は、人間の魂を集めて最強の軍団を作り上げる、Narrative CCG(ナラティブコレクタブルキャラクターゲーム)である。本作の舞台では、次代の魔王の座を争い、人間界へ魔王候補生たちが降り立っていた。そんな中、本作では魔界最弱の悪魔である主人公の視点から、チャイルドたちとのキズナの物語が描かれるという。要素としては、神話上の神々などをモチーフとしたチャイルドたちが、美少女の姿を中心に登場。Live2Dのアニメーションによってイラストが動く、ハイスピードバトルも特徴の一つとされていた。
本作は、韓国向けのスマートフォン向けアプリとして、2016年10月に配信開始された作品だ。日本向けには、2017年11月24日に配信開始。韓国のイラストレーターであるキム・ヒョンテ氏のスタジオSHIFT UPの初タイトルということもあり、リリース当初には事前登録者数165万人を記録するなど、注目を集めていたようだ。日本におけるその後の動きとしては、2018年2月にはPC版がDMM GAMESにて配信開始。2020年には、運営サービスがステアーズから開発元のSHIFT UPへ移管されつつも、6年近くにわたってサービスが継続されてきた。
今回、そんな本作のサービス終了時期が告知された。公式のお知らせによると、開発/運営チームはより良いゲームを提供できるように尽力してきたが、今後ユーザーに満足してもらえるサービスの継続が困難になったとのこと。そうした結論から、サービス終了が決断されたようだ。本作は9月21日午前11時にサービス終了を予定。サービス終了へ向けて、7月20日メンテナンス後にショップ販売が終了し、9月21日のサービス終了後からは払い戻しも実施される。
またキム・ヒョンテ氏による開発レターによると、今回の発表について同氏を含むスタッフ一同は大変悲しく思っているとのこと。サービスは終了となってしまったものの、約6年間の恩返しとして、さまざまな施策がおこなわれるそうだ。
まずイベント「ラグナブレイク」を含む7月20日のアップデートは予定どおり実施予定となっており、ランフェイの闇のショップでは多数の商品が無料となる。さらに残りの期間中は、デイリーギフト配布イベントとしてクリスタル3万/スタミナ3000/ゴールド100万/プレミアムパペット召喚チケット3枚が毎日プレゼントされる。復刻イベントやオンラインでのメモリアルコンサート、イベントを通じた衣装やチャイルドを選べるギフトのプレゼントも予定されている。
そのほか9月22日以降には、プレイヤーの大事な思い出を残すため、メモリアルアップデートが実施される。9月22日以降にアプリをアップデートすると観賞用アプリが利用可能。本作のプレイデータが残されており、チャイルド/ストーリー/温泉などが引き続き鑑賞できるそうだ。なお観賞用アプリの利用には、ゲーム内で事前に引き継ぎ設定が必要とされている。引き継ぎ期間は、8月17日のメンテナンス後から、9月21日11時のサービス終了までとなる。
『デスティニーチャイルド』は、9月21日11時にサービス終了予定だ。また韓国版の公式Twitterアカウントによると、韓国版についてもサービス終了が告知されている。