ファンタジーRPG『Riviera ~約束の地リヴィエラ~』HDリマスター版発表。精霊の少女たちと共に戦う、天使の少年の冒険
国内のゲーム開発会社スティングは7月12日、『Riviera ~約束の地リヴィエラ~』のHDリマスター版を発表した。同社の公式Twitterアカウントにて、発売決定が告知されている。
『Riviera ~約束の地リヴィエラ~』は、2002年7月12日にワンダースワンカラー向けとしてリリースされたRPGである。本作の舞台は、かつて神界と魔界の間で神魔戦争と呼ばれる永い戦いがおこなわれた世界だ。神魔戦争より1000年後、かつての魔界は「リヴィエラ」と呼ばれ、精霊たちが平穏に暮らしていた。しかしある日、封印されたはずのインフェルノスが、リヴィエラで確認されてしまう。神界は事態に対して、神魔戦争の再発を避けるべく神罰の発動を決断。かくして、精霊たちの暮らすリヴィエラに崩壊の危機が迫っていた。本作の主人公であるエクセルは、神罰を発動させるためにリヴィエラへ送られた告死天使の一人だ。本作でエクセルは、精霊たちと共にリヴィエラを冒険。リヴィエラを守るべく、世界を破滅に導くインフェルノスと戦うことになる。
エクセルは、チームバトルによって敵との戦いを繰り広げていく。本作の戦闘では、各キャラクターがアイテムを使用することで、異なるスキルが発動する。たとえば魔導書を使用した際には、魔法の得意なキャラクターなら秘められた力が解き放たれ、難しくて読めないキャラクターなら投擲攻撃をおこなうといった具合。フィールドで手にれたアイテムとキャラクターの組み合わせによって、戦いを展開していくのだ。またキャラクターとしては、精霊の森で暮らす少女ルゥリとフィアや、コウモリのような羽をもつ精霊セレネ、魔女のシエラなどが登場。要素としては、彼女たちとの信頼度や、複数のエンディングなども用意されていた。なお本作では、オリジナルのワンダースワンカラー版の発売後、2004年にゲームボーイアドバンス版が発売。2006年にはPlayStation Portable版が発売されているほか、携帯端末向けのバージョンも配信されていた。移植に際しては、PSP版ではフルボイス化やイベントCGの追加がおこなわれるなど、変更点も存在している。
今回の発表では、そんな『Riviera ~約束の地リヴィエラ~』のHDリマスター版発売が発表されたわけだ。オリジナル版の発売から21周年にあわせての発表となる。どのバージョンがベースとなるかはわからないものの、HDリマスターと称されているとおり、従来よりも大きな画面や精細なグラフィックで本作がプレイできるのだろう。
『Riviera ~約束の地リヴィエラ~』HDリマスター版は、発売予定だ。