学校運営ゲーム『Let’s School』Steamにて7月27日リリースへ。『きみのまち』シリーズ開発元が贈る、自由でせわしない校長生活

PM Studiosは6月19日、Pathea Gamesが手がける『Let's School』を7月27日にリリースすると発表した。本作は古い学校の再建を目指す、学校経営シミュレーションゲームだ。

パブリッシャーのPM Studiosは6月19日、『Let’s School』を7月27日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Let’s School』は学校経営シミュレーションゲームだ。プレイヤーは校長として古い学校を再建すべく、増築や運営を手がけていく。本作では東洋風、西洋風といったさまざまなスタイルで学校を建築可能。また生徒の需要やカリキュラムにあわせ、学内にさまざまな施設を設けてカスタマイズすることも肝要となる。

生徒にはそれぞれ興味のある分野やライフプランが存在。生徒たちのニーズに沿った学校運営を心がけよう。制服や食事、旅行などを、生徒の要望を踏まえて決定していくのだ。また学内施設の管理も重要だ。食堂やトイレなどが飽和すると、生徒はストレスから奇行に走ることもあるという。たとえばトイレを長時間使用できない場合、生徒は学内のあらゆる施設をトイレ代わりに使ってしまうこともある。


そのほか教師を管理するのも校長の仕事だ。望ましい人材を教師として採用し、育成してスキルをアンロック。彼らの指導が生徒たちの運命を握っている。詰め込み教育にするも、フレキシブルな教育にするも、校長の自由だ。またゲームには、学校の名声ランキングも存在。快適な学園ライフと学力向上で名声を上げ、誰もが憧れる名門校を作り上げるのだ。

本作は1月16日にデモ版が配信開始。6月ごろにはクローズドベータテストが実施され、それぞれからのフィードバックを募りながら開発が進められてきた。そしてこのたび7月27日にリリースされることが決定したかたち。


さらに、発表にあわせてデモ版にアップデートが実施されている。大きな変更としては、ゲーム内で最大2週間遊べるように。またデモ版にはこれまでのフィードバックを反映し、入試などの調整のほか、生徒の恋愛を見守る新機能などが実装されているという。そのほかパフォーマンスの改善もほどこされているそうだ。さらにデモ版のデータは製品版に引き継ぎも可能とのことだ。

本作を手がけるのは中国に拠点を置くPathea Games。同スタジオは過去に『きみのまち ポルティア』をリリースし、後継作『きみのまち サンドロック』は現在Steamにて早期アクセス配信中。いずれも人気と高評価を得ており、Steamユーザーレビューにおいては「非常に好評」ステータスを獲得している。なお『きみのまち サンドロック』は9月26日に正式リリース予定で、国内コンソール向けにも発売される(関連記事)。


『Let’s School』はそんなPathea Gamesが手がける新作となるわけだ。 IGNによると、本作のプロデューサーを務めるLanka氏は1年半を費やしたった1人で本作のプロトタイプを制作。ほかのスタジオメンバーがこれを非常に気に入り、本格的な開発に至ったという珍しい経緯をもつ。スタジオ過去作である『きみのまち』シリーズとのジャンルの違いも、そうした開発経緯が関係しているのだろう。運営シミュレーションゲームとなる一方で、可愛らしいグラフィックやほのぼのとした雰囲気は健在。同スタジオの持ち味を感じられる部分もありそうだ。興味のある人はアップデートされたデモ版を遊びつつ、リリースを待っておくといいだろう。

『Let’s School』はPC(Steam)向けに7月27日リリース予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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