『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』にて「矢を集める方法」がいろいろ考案される。“孔明の奇策”から大量獲得法を閃く人あらわる

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』にて、さまざまな「矢を集める方法」が考案されている。あるユーザーは“諸葛亮孔明の奇策”から閃いた方法を紹介しており、注目を集めている。

ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』にて、さまざまな「矢を集める方法」が考案されている。矢が不足しがちな本作にて、プレイヤーたちは便利な方法を模索。中でもあるユーザーは“諸葛亮孔明の奇策”にならって閃いた方法を紹介しており、注目を集めている。なお本稿ではボスや一部祠に関する情報を含むため、閲覧の際は留意されたい。


『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、Nintendo Switch向けに発売中のアクションアドベンチャーゲームだ。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編にあたる。新作においては、ハイラルの地が突如として天変地異に見舞われる。城は宙へと浮かび上がり、空からは謎の遺跡群が降り注ぐ。大地と大空が広がった世界にて、“右手”に力を宿したリンクがハイラルの異変に立ち向かう。

本作では新能力「スクラビルド」によってさまざまなオブジェクトと武器を合体可能になった。一方で弓矢の場合は、矢をつがえて照準をおこなう際にポーチの中の素材を矢じりにくっ付けることが可能。矢が敵に追尾するようになったり、炎をまとわせたりとさまざまな能力を付与できる。また暗闇に包まれたハイラル地底の探索においては、遠くを照らしたい場合にアカリバナの種を付けた矢が有効。前作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』よりも、弓矢が活躍する場面は増えている。


そのぶん『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』では、矢が足りなくなることに悩まされるユーザーも増えているだろう。発売より矢を集めるさまざまな方法がユーザーにより模索されてきた。たとえば矢が手に入りやすいエリアを覚えておき、周回して回収する手段は定番。赤き月の到来後には敵が復活するだけでなく、一部を除くアイテムの配置もリセットされるため、定期的に一定数の矢を入手できるわけだ。

一方であるユーザーが小説・漫画での“三国志”にならって発見したという手軽に矢を集める方法も大きな注目を集めている。画期的な矢集め法を紹介しているのはTwitterユーザーの沙流氏。軍師・諸葛亮孔明が考案した「3日間で矢を10万本集める」奇策をもとにして、素早くたくさんの矢を集めることに成功している。

沙流氏が紹介する矢集め法は、フィールド上に点在するボス「イエロック」戦にて利用可能。イエロックはイワロックのバリエーションであり、イワロックの上にボコブリンたちが足場を築いている。戦闘時にはイワロック自体の攻撃に加えて、ボコブリンたちが矢を放ってくる点が特徴となる。同氏の考案したのは、ボコブリンたちの矢を木の板で受け止めるという方法だ。本作における敵は、リンクと違って無限に矢を撃つことができる。それを逆手にとったのだ。

沙流氏の“策”の元になったのは、小説「三国志演義」およびそれをもとにした作品における諸葛亮孔明のエピソードだろう。孔明は3日間で10万本の矢を用意しろという難題を突き付けられた際に、藁人形をたくさん積んだ船を多数用意。視界の悪い霧深い夜に敵国の港に船を突撃させることで相手に襲撃と勘違いさせ、敵兵はまんまと船に矢を浴びせかけることに。孔明は晴れて一夜にして10万本の矢を集めることに成功した、という物語だ。これに触発されて、木の板をおとりに“敵に矢を用意させる策”を思いついたわけだろう。


前述したように敵の矢は無限であることに加え、“一度に多くの矢を回収できる”のが本策の目論見になる。孔明の策がもとになっているという面白さもさることながら、沙流氏の矢集め方法は赤い月によるリセットを挟む必要がないためかなり便利だ。

また沙流氏が続くツイートでおすすめしているのは、序盤のオヤミオの祠近くのイエロック。イエロックは祠のすぐ近くにいるため、集めたいときにすぐ矢を集められる点も嬉しいポイントだろう。一方でボコブリンの矢を受け止められる数には限りがあると見られ、一定数を超えると相手の矢は消えてしまい板に刺さらなくなる。セーブ・ロードを挟むひと手間は必要となっている。

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』にて矢の需要は大きく高まった。本腰を入れて矢を集めたいときには、本稿で紹介したような方法を使うか、新たな方法を模索してみるのもいいだろう。本作ではオブジェクトと新能力の組み合わせで、遊びの幅が大きく拡大。プレイヤーの想像したものを実現できるシステムの作り込みが魅力のひとつだ。“孔明の策”だけでなく、さまざまなアイデアや閃きがハイラルでの冒険に役立つ発明をもたらすかもしれない。


『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』はNintendo Switch向けに発売中だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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