リズムを“避ける”アクションRPG『Everhood 2』発表。視覚・聴覚を襲う高評価サイケデリックゲームがふたたび
パブリッシャーのForeign Gnomesは6月13日、『Everhood 2』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびNintendo Switchで、2025年初頭に発売予定。Steamストアページ表記によると、日本語表示にも対応予定となっている。
『Everhood 2』は、リズムRPG『Everhood』の続編だ。前作『Everhood』で主人公となったのは赤い衣装を身にまとった木製のパペット人形。主人公は青い盗賊に腕を盗まれてしまい、取り戻すための冒険が展開された。サイケデリックで不条理な視覚効果と世界観が特徴となる作品である。
『Everhood』では独自の戦闘システムが採用されており、敵とエンカウントすると複数のレーンが並んだリズムゲームのような画面に転換。プレイヤーはレーンをまたいで左右に移動したり、ジャンプしたりすることが可能だ。音楽が流れ出すと、敵はリズムゲームでいうところのノーツを“攻撃として”繰り出してくる。ノーツに当たるとダメージを受けるため、テンポよく動いてノーツを避ける必要があるのだ。
『Everhood 2』では新たな主人公を迎え、新しい物語が展開されるようだ。公式説明によると“死の川(the river of death)”の向こうにある未知の世界が舞台になるという。自分の魂の色を発見する物語であるとされ、死後の世界を舞台に主人公の魂が彷徨う物語となるのかもしれない。主人公は自分の“声”を取り戻すべく、神秘的なカラスに協力してThe Mind Dragonなる存在を打ち倒すことを目指すという。
トレイラーを見るに、戦闘は前作と同様のシステムになるようだ。さまざまな色の武器でノーツを攻撃して消すシーンも確認できるほか、武器のアップグレードも可能な様子。なお戦闘シーンを含む一部シーンでは、プレイヤーキャラなどが3Dグラフィックで表現されている。なお今作では100曲以上の楽曲が収録。プレイ時間としては8時間~10時間が想定されているとのことだ。
本作を手がけるのは前作と同じくChris Nordgren氏およびJordi Roca氏。両氏が前作の開発に着手したのは、『Undertale』が世に出て一世を風靡していた時期だという。シンプルながら優れたゲームプレイに感銘を受けたとする両氏は、新作のコンセプトを「『Undertale』+逆『ギターヒーロー』」に決定。そうして開発された前作はSteamユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約8600件中96%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。特徴的な戦闘システムや音楽などが高い評価を受けている。
このたびその続編として『Everhood 2』が発表されたかたち。好評を受けた前作からどのようなパワーアップを遂げるのかに注目したい。またトレイラーなどを見るに、今作でも特徴的な世界観で物語が展開されそうだ。
『Everhood 2』は、PC(Steam)およびNintendo Switch向けに2025年初頭に発売予定だ。なお前作『Everhood』は国内Nintendo Switch向けにも発売されていたため、今作も国内向けに展開されるかもしれない。